デル「XPS 13 2-in-1(7390)」の実機レビュー!激薄ボディのスタイリッシュ2in1モバイル!

デル XPS 13 2-in-1(7390)メイン画像

「デル XPS 13 2-in-1(7390)」の実機レビューです。

▼デザイン性も高いノートパソコンなので、「ブラック」と「ホワイト」両カラーの写真を交えつつレビューしていきます。

▲ブラック(プラチナシルバー&ブラック)とホワイト(プラチナシルバー&アークティックホワイト)

最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」「注意点など」をあげていきます。

これだけ読んでいただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。

XPS 13 2-in-1(7390)は旧モデルのため、すでに販売終了になっています。

軽量・薄型のおすすめノートパソコンは、以下の記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!

【現行21選!】軽量・薄型のおすすめノートパソコン【2023年版】軽い・薄い

    ■おすすめポイント

  • 4つのモードで使える
  • アクティブペンにも対応しています。

  • 反射防止コーティングされたディスプレイ
  • 普通のグレア(光沢)液晶よりも写り込みがマイルドです。

  • デザインも素晴らしい
  • キーボードまわりに、ブラック=カーボンファイバー、ホワイト=グラスファイバーを使用。

  • めちゃくちゃ薄いボディ。最厚部でも13ミリ
  • 次世代の通信規格 Wi-Fi 6に対応

    ■注意点など

  • 本体カラーによって選べるキーボードの種類が異なる
  • 本体カラー:ブラック…「日本語キーボード」か「英語キーボード」。
    本体カラー:ホワイト…「英語キーボード」のみ。

  • インターフェイスが少ない

  • インターフェイスは左右あわせて「Thunderbolt 3ポート×2、ヘッドセットポート、microSDカードスロット」ですべて。

    ※Thunderbolt 3ポートをUSBや外部モニター出力ポートとして使えます。

  • ボディが薄いため、キーボードのキーストロークも浅い
  • キーストロークは浅いですが、個人的には打ち心地は悪くなかったです。

  • UHD(4K)ディスプレイのモデルは、バッテリー駆動時間に注意
  • UHDディスプレイ搭載だと、フルHDディスプレイのモデルに比べてだいぶバッテリー駆動時間が短くなります。
    詳しくは、バッテリー駆動時間のチェックの項目をご覧ください。

  • アクティブペンは別売り

デル「XPS 13 2-in-1(7390)」を公式サイトで見てみる

XPS 13 2-in-1(7390)はすでに販売終了になっています。


■XPS 13 2-in-1(7390)のスペック
カスタマイズで選択できる項目も含みます

OS Windows 10 Home / Pro
液晶 13.4インチ タッチ対応、フルHD(1920×1200)/ 4K(3840×2400)
CPU インテル Core i3-1005G1 / i5-1035G1 / i7-1065G7
メモリ 8GB / 16GB / 32GB
ストレージ SSD:256GB / 512GB / 1TB
グラフィックス インテル UHD グラフィックス / Iris Plus グラフィックス
サイズ 296×207×厚さ7mm(最薄部)-13mm(最厚部)
重量 約 1.33kg

※2019年11月4日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。

■今回のレビュー機のスペック
Core i7-1065G7、メモリ16GB、512GB SSD、4Kディスプレイ

▶「デル XPS 13 2-in-1」の4つのモード

「デル XPS 13 2-in-1」は、

  • ノートブックモード
  • タブレットモード
  • スタンドモード
  • テントモード

の4つのモードに切り替えて使えます。シーンに合わせて使うと、より便利にXPS 13 2-in-1を使えます。

ノートブックモード

ノートブックモードは、その名の通り、スタンダードなノートパソコンのモード。

ノートブックモード

タブレットモード

折りたたんでタブレット形状にできます。
※キーボードの取り外しはできません。

タブレットモード

誰かに画面を見せつつ使ったり、アクティブペンを使うときなどに便利。

なお、ボディカラー:ホワイトの場合は、ディスプレイまわりが白いので、↓このような感じです。

▲ホワイト(プラチナシルバー&アークティックホワイト)

スタンドモード

スタンドモードは、テーブルに置いて動画を見たりするのに便利なモード。

スタンドモード

アクティブペンを使うときに、ディスプレイにゆるく角度をつけるのにも、このモードが重宝します。

テントモード

テントモードは、奥行きの狭いスペース置きたいときに便利なモード。

テントモード

キッチンでレシピを見ながらの料理や、カフェで勉強するときになどにも便利です。

デスクトップPC用キーボードと組み合わせて使うのもいいと思います。

テントモードとキーボードの組み合わせ

▲「テントモード」と「好きなキーボード」を組み合わせて使うのもアリ

▶アクティブペンに対応

XPS 13 2-in-1(7390)は、アクティブペン(Dellプレミアムアクティブペン)に対応しています。
※Dellプレミアムアクティブペンは別売りです。

▶CPUの性能チェック

今回のレビュー機のCPUは「インテル Core i7-1065G7 プロセッサー」です。

PassMarkのCPU Markを複数回測った最大値は12,174でした。

PassMarkのCPUベンチマークテスト結果

同CPUのPassMarkでのアベレージスコアよりも高い数値が出ているので、CPUのパフォーマンスはしっかり出ていると思われます。

これくらい高い性能なら、ビジネス用途はもちろん、クリエイティブな用途にもある程度使えるでしょう。

「デル XPS 13 2-in-1(7390)」は、モデルによってCPUが3種類あるので、他2つのCPUの参考値ものせておきます。

Core i3-1005G1 5,878(参考値)
Core i5-1035G1 9,122(参考値)
Core i7-1065G7 12,174(上記実測)

※参考値は、PassMark CPU Benchmarksでの2019年11月4日現在の平均値です。XPS 13 2-in-1(7390)の実機で計測した場合と数値が異なる可能性があります。

▶SSDのデータ転送速度

ストレージの転送速度

高速なNVMe対応PCIe接続のSSDなので、データ転送速度は速いです。

なお、ストレージ容量はモデルによって、256GB、512GB、1TBの3つがあります。

SSD情報

 SSDメーカー情報

東芝製のSSDでした。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

▶キーボード

キーボードは、本体カラーによって選べるキーボードの種類が異なります。

  • 本体カラー:ブラック…「日本語キーボード」か「英語キーボード」
  • 本体カラー:ホワイト…「英語キーボード」のみ

キーボード
▲ブラックの日本語キーボード(タップ・クリックで拡大)

▲ホワイトの英語キーボード(タップ・クリックで拡大)

XPS 13 2-in-1のボディ自体が薄いので、キーストローク(キーの沈み込み)も浅いです。

キーボードを斜め上からアップ

タイピング感を言葉で表現すると「ポコポコした手応え」といったところ。

しかし、キーストロークが浅いわりには意外とタイピングしやすかったです。

左下の[Ctrl]キーが大きいのもいいですね。矢印キーは、左右は少し広めになっていますが、上下の幅は狭いので、ここは残念なところ。

▼右上に電源ボタンがありますが、タイピング中に電源ボタンを誤って押してしまっても、いきなり電源が切れるわけでなく、スリープになるだけなので、安心です。

 
キートップ(キーの表面)はほぼフラットです。

キートップのアップ画像

タイピング音はそれほど大きくない

カチカチといった感じのタイピング音です。音量は普通くらいです。

無音ではないですが、うるさいというほど大きなタイピング音ではありません。

デスクトップPC用キーボードとの比較

デスクトップPC用キーボードと比較してみました。

デスクトップPC用キーボードとの比較

矢印キーなどは、デスクトップPC用キーボードとは使い勝手が違います。

キーピッチは、タイピングしやすいと言われる19ミリに近いくらいありました。

普通に文字入力する分には、普段デスクトップPC用キーボードを使っている方でも、狭さは感じないと思います。
 

▼パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。

パームレストに手をのせたところ

ボディが薄いので、デスクとの段差が小さいです。

キーボードにバックライトを搭載

キーボードのバックライト

キーボードのバックライトは、F5キーでオン・オフができます。明るさは2段階で調整可能。

タッチパッド

タッチパッド

タッチパッドは広めです。

これくらいの広さですと、キー操作でタッチパッドのオン・オフができた方がありがたいのですが、キー操作でのオン・オフはできないようです(システム設定でオフにすることはできます)。

タッチパッドをクリックしたときのカチカチ音は、普通~少し大きいくらいです。

▶スピーカー

スピーカーは、底面の手前あたりに搭載されています。

3つスピーカーのようなものが並んでいますが、音が出るのは左右それぞれ手前の1つのみ。

めちゃくちゃ音の解像度が高いとまでは感じませんが、それでも音質は悪くないと思います。

音が本体の横あたりから出てくるので、音が広がりやすくて気持ちよく聴けます。

音質に強いこだわりがある人でなければ、普通に音楽を楽しめる音質はあると思います。

▶液晶ディスプレイ

レビュー機は4K(UHD)ディスプレイのモデルです。

角度をつけて見てもあまり暗くならず、見やすいです。

HDR対応で、夜景の写真など黒い部分の多い画像もキレイで、思わず見入ってしまいました。

液晶ディスプレイ 正面

視野角チェック 横から見たところ

▲横から角度をつけて見たところ

グレア(光沢)液晶ではあるが、反射防止コーティングがしてある

デル XPS 13 2-in-1(7390)のディスプレイは、グレア(光沢)液晶ではありますが、反射防止コーティングがしてあります。

▼反射防止コーティングがしてあるので、こんな感じで写り込みがボヤけた感じになります。

ディスプレイの光の写り込み具合

反射防止コーティングがされてはいますが、グレア液晶ではあるので、まったく写り込みしないわけではありません。

ただ、照明がダイレクトに写り込まなければ、テカリなどはあまり気になりませんでした。

XPS 13 2-in-1(7390)のディスプレイ:その他のポイント

13インチ代のノートパソコンは13.3インチのモデルが多いですが、XPS 13 2-in-1(7390)は0.1インチ大きいく13.4インチです。

また、ブルーライトを低減させる「Dell Eyesafe」機能が搭載されています。

▶バッテリー駆動時間

タイピングとネット閲覧での使用を想定して、バッテリー駆動時間を計測しました。

■バッテリー駆動時間の実測

ネット閲覧とテキスト打ちに使った場合 約4時間30分
計測条件を見るにはここをタップ(クリック)

■バッテリー駆動時間の測定条件

  • 画面の明るさ:80%
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ウェブ閲覧:ウェブブラウザでタブを5つ開き、各タブでウェブサイトを表示。それら各タブを1分ごとに自動で再読み込み。
  • タイピング:BBenchというソフトを使い、10秒ごとに自動でタイピング入力。
  • 以上の状態で、バッテリー残量100%から計測。

※UHD(4K)ディスプレイ搭載モデルの測定結果です。FHD(フルHD)ディスプレイのモデルと比べると、だいぶバッテリー駆動時間が短くなります。

フルHDディスプレイのモデルなら駆動時間はもっと長くなるはずですが、UHDディスプレイだと、ACアダプターなしで1日外仕事で使うのは厳しそうです。

▶静音性のチェック

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。

アイドル時 ほぼ無音
※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない
ベンチマークテスト時 最大43.5db前後

アイドル時は無音です。

図書館など静かな場所で大きな排気音がなった場合、ちょっと気になるかもしれません。

カフェなどでは、周りの音にかき消されるので、問題ないでしょう。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

 A4用紙とXPS 13 2-in-1(7390)の大きさの比較

▲B5ノートとのサイズ比較

New XPS 13 2-in-1(7390)の薄さ

■A4サイズとの比較

A4サイズ 297 × 210mm
XPS 13 2-in-1 296 × 207mm(× 厚さ7(最薄部)-13mm(最厚部))

幅×奥行きは、A4サイズよりも少しだけ小さいです。

A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグにもラクラク入りました。

ビジネスバッグに入れているところ

脇にかかえて持っているところ

▶重さの実測:1,315グラム

重さを測っているところ

本体 約 1,315g
ACアダプター+電源ケーブル 約 239g

13.4型の2 in 1ノートパソコンとしては、標準的~やや軽いくらいです。

▶外観

デル「XPS 13 2-in-1(7390)」のカラーは、

  • プラチナシルバー&ブラック
  • プラチナシルバー&アークティックホワイト

の2色展開。

スタイリッシュで爽やかな外観です。

デル XPS 13 2-in-1(7390)ブラックの外観。斜め上からのカッコいいアングル

▲プラチナシルバー&ブラック

▲プラチナシルバー&アークティックホワイト

▼キーボードまわりに、ブラックはカーボンファイバー、ホワイトはグラスファイバーが使われています。

パームレストのアップ

▲ブラック:カーボンファイバーを使用

▲ホワイト:グラスファイバーを使用

カーボンファイバーもグラスファイバーも、さわると少しもっちり感があり、個人的には好きな手ざわりです。

▼天板は、2色ともプラチナシルバーの天板です。

XPS 13 2-in-1(7390)ブラックの外観 天板側から斜め上

▲ブラック

▲ホワイト

DELLのロゴが配された、アルミ素材のシンプルな天板。

天板ロゴのアップ

折りたたんだ様子を斜め上から

本体底面

2in1モデルなので、このようにディスプレイを180度開いて、フラットに置いたりもできます。

ディスプレイを開けるところまで開いたところを横から見たところ

ヒンジの画像

 
HD画質(1280 x 720)のWebカメラ。

 Webカメラ

高度なノイズリダクションを使用し、薄暗い照明条件でのビデオ品質が向上しているとのこと。

▶インターフェイス

■右側面

右側面

右側面

① Thunderbolt 3(USB Type-C)(USB-PD、DisplayPort 1.4をサポート)
② ヘッドセットポート(ヘッドフォン/マイク)

■左側面

左側面

左側面

① Thunderbolt 3(USB Type-C)(USB-PD、DisplayPort 1.4をサポート)
② microSDカードスロット

充電は、Thunderbolt 3ポートから行います。

ご覧の通り、インターフェイスは少ないです。ボディが薄いためかUSB Type-Aポートもありません。

ちなみに、Thunderbolt 3をUSBポートとしても使えます。

また、オルタネートモードでDisplayPort 1.4をサポートしているので、外部ディスプレイを2台まで接続できます。

「USB Type-C→HDMI変換ケーブル」などで、接続するだけでOKです。

インターフェイスが少ないのが気になる場合は、デルUSB-CモバイルアダプタDA300などのオプションでカバーを検討するのもアリでしょう。

デル「XPS 13 2-in-1(7390)」を公式サイトで見てみる

▶付属品など

付属品一式です。

付属品の画像

USB-A―USB Type-C変換ケーブル、ACアダプター、電源ケーブルなどが付属。

▶デル「XPS 13 2-in-1(7390)」のレビューまとめ

「デル XPS 13 2-in-1(7390)」のレビューのまとめです。

デル New XPS 13 2-in-1(7390)ブラックの外観 見映え

キーボードのキーストロークが浅いことと、インターフェイスが少ないのが、人によっては気になる点だと思いますが、その他は完成度が高いと思います。

インターフェイスについては、オプション製品でカバーもできそうです。

反射防止コーティングや、ブルーライト低減機能を搭載したディスプレイ。Wi-Fi6にいち早く対応しているなど、細かい部分にもこだわりを感じます。

爽やかでスタイリッシュなルックスも、ポイントが高いです。

  • デザイン重視でモバイルノートを選びたい方
  • ボディが薄くてマルチモード対応のノートパソコンをお探しの方

こんな方にとくにオススメです。

デル「New XPS 13 2-in-1(7390)」を公式サイトで見てみる

XPS 13 2-in-1(7390)はすでに販売終了になっています。

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