「VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)」実機レビュー!完成度の高いミニノートならコレに決まり!

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のメイン画像

Core i3~i7 メモリ8~32GB
最大2TB SSD 約899g~

「VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)」の実機レビューです。

今回は、メーカーからお借りした実機を使ってレビューします。
※貸出品であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。

VAIO SX12は、コンパクトボディながらもハイスペックにもカスタマイズ可能なノートパソコン。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の外観 天板側

小さめサイズでも使いやすく作られているので、コンパクトなノートパソコンをお探しの方にイチオシです!

なお、この記事は、

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

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▶おすすめポイント・特徴

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のおすすめポイント・特徴

ポイント
  • ファインブラック
  • アーバンブロンズ
  • ローズゴールド
  • ファインホワイト
  • ブライトシルバー
  • ファインレッド(VAIOストア限定色)
  • オールブラック(ALL BLACK EDITION)
  • 勝色(数量限定特別仕様)

の8色のボディカラーから選べます。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のカラーバリエーション

▲勝色、ALL BLACK EDITION以外の6色

ボディは、アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した品質試験をクリアした、堅牢性の高いボディです。

天板には、軽くて丈夫なカーボン素材が使われています。

今回のレビュー機は「勝色」ですが、VAIO SX12の2023年6月発売モデルは、前モデル(2022年7月発売モデル)と外観は同じのようですので、

前モデルのファインレッド、ブライトシルバー、アーバンブロンズの外観写真も掲載します。

勝色(かちいろ)

伝統色「勝色(かちいろ)」に染め上げられた数量限定のプレミアムエディションです。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の外観。斜め上から

パームレストのアップ

天板とパームレストが藍色で、ロゴとヒンジ部分がゴールドカラーの珍しいカラーリングです。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の外観 天板側

天板の下側とVAIOロゴがブロンズカラーに輝くので、勝色と相まって高級感があります。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の天板ロゴのアップ

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の底面

ファインレッド

VAIO SX12 ファインレッドの外観。斜め上から

天板は、ややマット感がある深みのあるコーティングがされており、派手になりすぎず、それでいて存在感があります。

VAIO SX12 ファインレッドの外観 天板側

VAIO SX12 ファインレッドの天板ロゴのアップ

パームレストは、光沢があり、ヘアラインも入っているので高級感があります。

パームレストのアップ

ブライトシルバー

ブライトシルバーは、すっきりとしたスタイリッシュなルックスです。

VAIO SX12 ブライトシルバーの外観

VAIO SX12 ブライトシルバーの外観

アーバンブロンズ

アーバンブロンズは、茶色系の温かみのある外観で、女性にも人気がありそうです。

VAIO SX12の外観

VAIO SX12の外観 天板側から斜め上

VAIOロゴが鏡面のように輝きます。

VAIO SX12の天板ロゴのアップ

どのカラーも質感がとてもよく、高級感があります。

VAIO SX12はMade in Japan

▼VAIO SX12は、長野県安曇野あづみの市のVAIO本社で製造される日本製(Made in Japan)です。

日本製(Made in Japan)

▼「安曇野FINISH」と呼ばれる約50項目にもおよぶ品質チェックをされた後に出荷されます。

安曇野FINISH

▲品質チェック完了後に、「安曇野FINISH」のスタンプが押されます


ポイント

VAIO SX12は、ディスプレイサイズが12.5型なので、コンパクトで持ち運びしやすいです。

A4用紙とVAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の大きさの比較

 ▲セミB5ノート(大学ノート)とA4用紙とのサイズ比較

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)を折りたたんだ様子:斜め上から

セミB5ノート(大学ノート) 252×179mm
A4サイズ 297×210mm
VAIO SX12 約287.8×205×厚さ15.0(最薄部)-17.9(最厚部)mm ※突起部含まず

幅×奥行きがA4サイズよりも小さいので、コンパクトで持ち運びしやすいです。

▼A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグにもラクラク入るサイズ感。

ビジネスバッグに入れているところ

※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。


ポイント

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)を軽そうに持っているところ

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の重さ:実測

本体 約932g
ACアダプター+電源ケーブル 約227g

レビュー機の勝色特別仕様の重さの公称値は約929~950gですが、レビュー機は約932gでした。

12.5型のノートパソコンとしては軽量です。

1キロを切る重さですから、比較的ラクに持ち運びできるでしょう。

なお、公称の重さは以下のとおりです。

  • 標準モデル:約899~950g
  • 勝色、ALL BLACK EDITION:約929~950g

ちなみに、USB PD充電器、モバイルバッテリーからの充電の項目に記載のとおり、PD充電器からも充電できます。

ACアダプターの代わりに、より軽量なPD充電器を持ち運ぶのもアリでしょう。


ポイント

CPUとグラフィックス

▼VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)はカスタマイズ注文が可能なので、以下のCPUラインナップから選択して注文できます。

  • Core i3-1315U
  • Core i5-1340P
  • Core i7-1360P

※勝色とALL BLACK EDITIONは、のみ、Core i7-1360PかCore i7-1370Pのいずれかから選択。

モバイルノート向けCPUの中ではCPU性能が高いCore i7-1360Pも選択可能です。

性能が高いモバイルノートを選びたい方にもオススメです。

さらに詳しくは、CPU性能の項目をご覧ください。


ポイント

色域

■カバー率

sRGB 99%
DCI-P3 76%
Adobe RGB 75%

※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。

sRGBカバー率が100%に近いですし、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。

VAIO SX12 の用途を考えると、多くの方には十分な色域をカバーしたディスプレイと言えるでしょう。


ポイント

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のキーボード

▲タップ・クリックで拡大

  • キートップに凹みがあり、指先の力が逃げにくい
  • スムーズなキーストローク
  • カーソルキーのスペースをゆったり確保
  • 大きめのEnterキーやBackSpaceキー
  • ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がつく「チルトアップヒンジ機構」

などの要素があいまって、キーボードがタイピングしやすいです。

日本メーカーならではの、タイピングしやすい日本語キーボードだと言えます。

さらに詳しくは、キーボードの項目をご覧ください。


ポイント

コンパクトボディでもインターフェイスは充実しています。

右側面

右側面

USB 3.0(Type-A)(5Gbps)

Thunderbolt 4 / USB4(Type-C)(USB PDと映像出力に対応)

HDMI出力端子(4096×2160 / 60Hzまたは3840×2160 / 60Hz)

有線LAN端子

Thunderbolt 4 / USB4(Type-C)(USB PDと映像出力に対応)

左側面

左側面

セキュリティーロック・スロット

USB 3.0(Type-A)(5Gbps)

ヘッドセット対応ヘッドフォン端子

コンパクトボディでありつつも、インターフェイスは充実しています。

バッテリーへの充電は、USB Type-C端子につないでおこなうので、USB Type-Cに接続して使用するACアダプターが付属します。

なお、冒頭の注意点にも書きましたが、SDカードスロットがないので、SDカードを使いたいときはSDカードリーダーが必要です。


ポイント

カスタマイズ可能

OS、CPU、メモリ、ストレージ、カラー、キーボード、TPMセキュリティチップ、通信モジュール(5G、4G LTE)などのカスタマイズが可能。

好みに応じた仕様にできます。

※CPU+メモリ+ストレージの組み合わせに制限があります。
※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になることもあるかもしれません。


ポイント

VAIOパソコン3年延長サポートが標準で付属します。
※2023年10月28日現在

注文時に、4年に延長したり、落下破損や火災、水こぼし等もカバーする【あんしんサポート】に変更することもできます。


▶デメリット・注意点

デメリット・注意点など

注意点 SDカードリーダーは非搭載

SDカードリーダーは非搭載なので、SDカードを使いたい方はご注意を。

SDカードを読み込むには、SDカードリーダーが別途必要です。


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▶スペック表

■VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のスペック

OS Windows 11 Home / Pro
ディスプレイ 12.5型 フルHD(解像度1920×1080)、アスペクト比16:9、アンチグレア(非光沢)、60Hz
CPU インテル Core i3-1315U / i5-1340P / i7-1360P
※勝色特別仕様とALL BLACK EDITIONのみCore i7-1370Pも選択可能
メモリ 8GB / 16GB / 32GB
※いずれもデュアルチャネル転送対応。増設不可。
ストレージ SSD:256GB / 512GB / 1TB / 2TB
グラフィックス ・Core i3搭載時:インテル UHD
・Core i5 / i7搭載時:インテル Iris Xe
サイズ 約287.8×205×15.0(最薄部)-17.9(最厚部)mm ※突起部含まず
重さ 約899~950g(公称値)
その他 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1

※カスタマイズで選択できる項目を含みます。
※2023年10月27日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。

■今回のレビュー機のスペック

勝色特別仕様「インテル Core i7-1370P、メモリ32GB、第四世代 ハイスピードSSD 256GB、インテル Iris Xe グラフィックス(VJS1268シリーズ、型名:VJS1268、MODEL:PCA020C14N)」

―― VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の使いやすさチェック ――

▶テレワークやWeb会議に役立つ機能

・プライバシーを保護するWebカメラ

フルHD画質のWebカメラ(約207万画素)を搭載。Windows Hello(顔認証機能)対応です。

なお、VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のWebカメラには、カメラプライバシーシャッターが搭載されています。

カメラプライバシーシャッター

カメラプライバシーシャッターをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。

カメラプライバシーシャッターを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。

オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合にも便利です。

▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。

▲VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のWebカメラで撮影

▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けウェブカメラで撮影した写真。

▲ELECOM製の外付けウェブカメラで撮影(比較用)

どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。

どちらもフルHD画質のカメラなのですが、VAIOのカメラの方は、もう少し明るく撮れればよかったかなと思います。

ただ、まだまだフルHDよりも画素数の低いカメラを搭載したノートパソコンも多いので、ノートパソコンのウェブカメラとしては高画質です。

カメラ設定

VAIOの設定で、Webカメラに映る自分の映像を補正してくれる機能を利用できます。

  • 背景ぼかし…人物の背景をぼかす
  • 自動フレーミング…顔が中央に表示
  • 顔優先AE…顔の明るさを自動調整
  • 逆光補正
  • 美肌効果…肌をなめらかにする。Lv1~3で設定可能。
  • ちらつき低減…照明のちらつきや逆光を抑えて見やすくする
  • プライバシーシャッター通知…シャッターが閉じられていることを通知

とくに、相手に好印象を与えたい方には「美肌効果」はオススメの機能です。テレワークで、メイクするのが面倒な方にも便利な機能ですよ。

ミュートマイクボタン

Fn+Tabキーでマイクのオン・オフを切り替えできます。

マイクミュート

オンラインミーティングなどで、「発言しないときはマイクをOFFにしたい」ときなどに便利です。

・AIノイズキャンセリング機能

オンラインミーティング時のノイズを除去する「AIノイズキャンセリング機能」がプリインストールされています。

AIノイズキャンセリング機能

状況に合わせて「標準モード(全方向)」または「プライベートモード(正面方向)」から選んで、こちらの声が相手へクリアに聞こえるよう設定できます。

どれくらいノイズキャンセル効果があるのか?

AIノイズキャンセリング機能にどれくらいノイズを消す効果があるのか試してみました。

オンラインミーティング中に、

  • 手を叩きながらしゃべる
  • チャイムを鳴らす

などで音を鳴らしてみましたが、それらの音は相手側には聞こえなかったとのことです。

ノイズを消す効果は優秀です。

ただし、手をたたきながら喋ると、少し声が途切れた感じになることもあったとのこと。

人の多いオフィスや、カフェなど、周囲がうるさい場所でのオンラインミーティングで役立ってくれそうです。

▼効果がわかりやすい、VAIO公式の動画もありますよ。

スピーカー出力のAIノイズキャンセリング

AIノイズキャンセリングマイクの他に、「スピーカー出力のAIノイズキャンセリング」もプリインストールされています。

AIノイズキャンセリングスピーカー

これは、相手側からの音声、つまり「こちら側に聞こえる音声のノイズを消す機能」です。

相手の方に、

  • 鍵のたくさん付いたキーホルダーをジャラジャラ鳴らす
  • お菓子の袋をガサガサ鳴らす

などのノイズを出してもらいながらしゃべってもらいましたが、こちらもノイズはたまに聞こえる程度で、ノイズ除去効果が明確にわかりました。

▶キーボード

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のキーボード

▲タップ・クリックで拡大

キーストローク(キーが沈み込む距離)は、約1.5ミリあり、適度な打鍵感があります。

キーが小さくなり過ぎない程度に、キーとキーの間もほどよく空いていますし、キートップに凹みもあるので、タイピングしやすいキーボードです。

▼左側は、半角/全角キーはやや小さめですが、CtrlやShiftキーは大きいのがいいですね。

キーボードの左側

▼キーボード右側は、Enterキーが大きめで、Backspaceキーも小さくなっていないです。

キーボードの右側

カーソルキーが凸型にゆったりスペースが取られているのも嬉しいポイント。

個人的にはそれほど気にはなりませんでしたが、スペースキーは小さめです。

これは、左側だけでなく右側にもAltキーとCtrlキーの両方を配置していることなどが影響していそうです。

▼キートップ(キーの表面)には、ゆるやかな凹みがあります。

キートップのアップ画像

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

キーの中心が指先でわかりやすくなり、指先の力も逃げにくくなるので、タイピングしやすいキートップです。

▼ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がつく「チルトアップヒンジ機構」。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のチルトアップヒンジ機構

傾斜がついてタイピングしやすくなり、さらに机とパームレストの段差も小さくなるので、手首に負担がかかりにくく、手がラクです。

デスクとPCとの間にスペースができるので、PCの冷却効率がよくなるメリットもあります。

なお、キーボードについては日本語配列以外に、英語配列や、かな表示なしの日本語配列キーボードも選べます。

キーボードを斜め上から

※勝色特別仕様とALL BLACK EDITIONは、キートップの刻印を黒色にして目立たなくした「隠し刻印」のキーボードも選択可能です。

▼ちなみに、以下が「日本語かな文字無し」キーボード。

VAIO SX12の「日本語かな文字無し」キーボード

▲「日本語かな文字無し」キーボード

キートップに「日本語かな」が刻印されていない方がカッコよく見えます。

普段はローマ字入力していて、かな入力は利用しない方は、「日本語かな文字無し」キーボードがオススメです。

ファンクションキー(Fキー)は、VAIO SX12 の独自機能(特殊機能)を優先するか、Windowsのデフォルト機能を優先にするかを設定できます。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のFキー

▼Fキーの設定は、スタートメニュー ⇒ すべてのアプリ ⇒VAIOの設定⇒入力デバイス⇒ Fnキーロックでできます。

VAIOの設定:ファンクションロック

▼なお、Fn+F8~F12のキー操作に対して、好みの機能を選んで割り当てできます。

Fキーへの機能割り当て

キーピッチなど

デスクトップPC向けキーボードとの比較

▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ

▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、タイピングしやすいと言われる約19mmを確保。

キーピッチ

キーボードバックライト

キーボードのバックライトは、

  • 常に点灯する
  • いずれかのキーを押したときに点灯する
  • 点灯しない

の3つから選んで設定可能。

また、「いずれかのキーを押したときに点灯する」を選んだ場合、消灯までの時間を10秒・30秒・60秒から選択できます。

※「VAIOの設定」から変更。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のキーボード・バックライト

タッチパッド

タッチパッドは、下側に左右ボタンが付いているタイプです。

タッチパッド

個人的には、タッチパッドがボタンを兼ねた一体型タッチパッドよりも、こちらの方が使いやすくて好みです。

コンパクトボディなので、タッチパッドは小さめですね。

なお、Fn+F1キーでタッチパッドのON・OFF(有効・無効)を切り替えできます。

キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを防止したいときに便利です。

▶スピーカー

VAIO SX12は、底面の手前側にスピーカーを搭載。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のスピーカー

スピーカーの音質は「もう少し音抜けが欲しい」と感じることもありましたが、普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあります。

音質は、点数にすると100点満点中:60点くらいです。

※Dolby Accessがオンの状態での評価。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。

なおDolby Access(ドルビーアクセス)で、ゲーム、映画、音楽、音声などに合わせた音質に変更できる他、好み応じてカスタムしたり、OFFにもできます。

Dolby Access(ドルビーアクセス)

▶ディスプレイ

■ディスプレイの詳細

  • 12.5型アンチグレア(非光沢)
  • 解像度:1920×1080ドット
  • リフレッシュレート:60Hz
  • アスペクト比(縦横比):16:9
視野角

ディスプレイは、角度をつけて見てもほとんど暗く見えたりしないので、視野角は広いですし、よい液晶を搭載していることが伺えます。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のディスプレイ正面

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイは180度開く「フルオープン構造」。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のディスプレイを開けるところまで開いたところ

▼「Fn+2」のキー操作で、画面の「表示の向き」を180度回転させることもできます。

画面表示の回転

商談やプレゼンなどで、対面の人に画面を見せたいときに役立ちます。

・アンチグレアなので映り込みしにくい

VAIO SX12のディスプレイは、アンチグレア(非光沢)ディスプレイなので、映り込みしにくいです。

ディスプレイの映り込み具合

作業中に照明や周囲のものが画面に映り込みにくいので、実用的です。

・色域

色域については、冒頭のおすすめポイント:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶バッテリー駆動時間

■バッテリー駆動時間の実測

JEITA Ver.2.0測定法 約25~27.5時間
※メーカー公称値
PCMark 10 Modern Office 11時間2分
30分で充電できたバッテリー量
※付属ACアダプターを使用
約41%
  • 電源モードの設定:バランス
  • VAIOの設定:標準
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:50
計測項目についての詳細はここをタップ(クリック)

■「PCMark 10 Modern Office」について

ソフトウェア「PCMark 10」で計測したバッテリー駆動時間を掲載しています。
PCMark 10 Modern Officeのバッテリーライフテストでは「ドキュメント作成、ウェブサイト閲覧、ビデオチャット」を実際におこなってバッテリー駆動時間を計測します。テスト中はアイドル時間の割合が多いため、バッテリー消費が比較的ゆるやかなテストです。

PCMark 10 Modern Officeは、バッテリー消費が比較的ゆるやかなテストなので、すごくロングバッテリーというほどではありませんが、悪くはないバッテリー駆動時間です。

ただ、公称値の約25~27.5時間というバッテリー駆動時間を比べると、だいぶ短く感じてしまうのは否めないところでしょう。

ちなみに、テストした範囲では20W出力程度のモバイルバッテリーからの充電もできましたので、モバイルバッテリーで電力を補うのもよさそうです。

(詳しくは、USB PD充電器からの充電の項目をご覧ください)

・USB PD充電器からの充電

USB PD(Power Delivery)対応の充電器をUSB Type-C端子に接続し、VAIO SX12側へ充電してみました。

※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。

PD充電器の最大出力
充電の可否
20W(フィリップス製)
※充電は可能でしたが、高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減りました。
30W(RAVPower製)
※充電は可能でしたが、高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減りました。
45W(Anker製)
※充電は可能でしたが、高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減りました。
65W(CIO製)

※仕様などにより結果が異なる可能性があります。

■参考:付属ACアダプターの出力=65W

20Wなどの低出力の充電器からでも充電自体は可能なのは嬉しいところ。

ちなみに、VAIO SX12に電源コネクタはなく、付属のACアダプターもUSB Type-C端子につないで使います。

ですので、PD充電器のワット数が足りていれば、普通に充電が可能です。

今回のレビュー機の付属ACアダプターは最大65ワット出力でしたので、もしPD充電器を調達されるなら、65ワット出力以上のものを選ぶと無難でしょう。

▶インターフェイス

インターフェイスについては、冒頭のおすすめポイント:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶その他の機能

指紋認証対応の電源ボタン

電源ボタンは、指紋認証に対応しています。

電源ボタン

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

静音性チェック時の騒音計の位置

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)は、パフォーマンス設定ができます。

今回は「静かさ優先」と「パフォーマンス優先」の2つで静音性をチェックしました。

VAIOの設定:動作モードの設定

■静音性のチェック結果

アイドル時 とても静か
※耳を近づけると小さなノイズが聞こえる程度
静かさ優先でのベンチマークテスト時 最大40.5db程度
パフォーマンス優先でのベンチマークテスト時 最大47.5db程度

※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※今回は、「ファイナルファンタジー14暁月のフィナーレ ベンチマーク」実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

■「静かさ優先」でベンチマークテストを行った場合

ベンチマークテスト時は「少し音がしているな」と感じる程度で、それほど大きな音はしませんでした。静かな場所でも使いやすいでしょう。

■「パフォーマンス優先」でベンチマークテストを行った場合

ベンチマークテスト時のファン音は、やや大きめです。自習室など静かな場所だと、少し目立ってしまうかもしれません。ある程度人のいるカフェなどでは、周りの音にかき消されるかな?くらいの大きさです。

静かさ優先にすると、ベンチマークテストを実行しても静かなままでした。

パフォーマンスは少し落ちますが、ファン音を抑えたい状況では「静かさ優先」に設定するとよいでしょう。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

サイズについては、冒頭のおすすめポイント:「サイズ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶重さの実測:約932g

重さについては、冒頭のおすすめポイント:「重さ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

「VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)」を公式サイトで見てみる
 

―― VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の処理性能チェック ――

■レビュー機のスペック

CPU インテル Core i7-1370P
メモリ 32GB
ストレージ 256G SSD(PCIe 4.0 x4)
グラフィックス インテル Iris Xe

なおVAIO SX12は、VAIO独自技術「VAIO TruePerformance」により、高いCPUパフォーマンスが発揮されます。

※「VAIO TruePerformance」が適用されるのはCore i7またはCore i5搭載モデルのみ。

「VAIOの設定」にて「CPUとファン」の設定を「パフォーマンス優先」にすると、VAIO TruePerformanceがオンになります。

今回実施したベンチマークテストも「パフォーマンス優先」で計測したので、VAIO TruePerformanceがオンの状態のテスト結果です。

勝色特別仕様(Core i7-1370P搭載)の処理性能の概要

ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分余裕のある性能です。

処理性能的には画像編集も十分にいけまし、色域もsRGBカバー率:99%でしたが、12.5型ディスプレイなので、大型ノートの方が「画面の大きさ」的に作業はしやすいでしょう。

同様に、動画編集もある程度できますが、画面サイズ的には不向きでしょう。

▶CPU性能

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のCPUは、仕様によって以下の4つがあります。

■搭載CPUのラインナップ

  • Core i3-1315U
  • Core i5-1340P
  • Core i7-1360P
  • Core i7-1370P

今回のレビュー機のCPUは、以下です。

■レビュー機のCPU

  • インテル Core i7-1370P
  • 14コア(Pコア×6、Eコア×8) / 20スレッド
  • Pコア:最大周波数5.20GHz、Eコア:最大周波数 3.90GHz

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のCPU-Z情報

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のCINEBENCH R23スコア

マルチコア 10175
シングルコア 1815

■他の薄型ノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較

Core i7-1370P
(レビュー機)
10175
Ryzen 5 7530U 8628
Core i7-1360P 8431
Core i7-1260P 8314
Core i5-1240P 7597
Ryzen 5 5500U 7477
Core i7-1355U 6839
Core i7-1255U 6673
Core i7-1250U 6364
Ryzen 5 4500U 6210
Core i7-1195G7 6109
Core i7-1165G7 5077
Core i7-1160G7 4636
Core i7-10710U 4532
Core i5-1135G7 4420
Core i5-10210U 4051
Core i5-1155G7 3957
Ryzen 3 4300U 3944
Core i5-1035G1 3474
Core i3-1115G4 3216
Pentium Silver N6000 1993
Celeron N5100 1471
  • レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2023年10月17日現在)。
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。
  • CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。

ゲーミングやクリエイターノート向けの「Coreプロセッサー Hシリーズ」などを除いたCPUの中では、かなり高い性能です。

CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のPassMark CPU Markスコア:26098

スコア 26098

PassMarkでの同CPU(Core i7-1370P)の平均スコア21959よりも高いスコアでした。

※2023年10月13日現在の平均値

CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。

平均スコアよりもかなり高いので、VAIO TruePerformanceにより、高いCPUパフォーマンスが発揮されていそうです。

Geekbench 6(CPU Benchmark)

「Geekbench 6」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のGeekbench 6スコア

Single-Coreスコア 2673
Multi-Coreスコア 11555

※「CPU Benchmark」のテスト結果

Geekbench 6は、macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされています。お持ちのデバイスとスコアを比較してみるのも面白いでしょう。

▶グラフィックス性能

■VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のグラフィックス

Core i3搭載時 インテル UHD グラフィックス
Core i5、i7搭載時 インテル Iris Xe グラフィックス

今回のレビュー機のグラフィックスは「Core i7搭載モデル:インテル Iris Xe グラフィックス」です。

 VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)のGPU-Z情報

3DMark ベンチマークスコア

3DMark

Fire Strikeスコア 5577
Time Spyスコア 2015

総合スコアを掲載しています。

ブループロトコル・ベンチマーク

ブループロトコル・ベンチマーク

低画質 1536×864 6928 普通
中画質 1536×864 3841 動作困難

※仮想フルスクリーンモードにて計測。
評価は、スコアによって「極めて快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。

FF14(ファイナルファンタジーXIV)暁月のフィナーレ ベンチマーク

FF14 暁月のフィナーレ ベンチマーク

標準品質 1920×1080 8574 快適

※グラフィックス設定は「ノートPC」向けの設定にて計測。

ドラゴンクエストXオンライン ベンチマーク
標準品質 1920×1080 11502 すごく快適
グラフィックス性能についての総評

というわけで、ゲーミングノートほどグラフィックス性能が高いわけではありませんが、

ドラゴンクエストXなど、軽めの3Dゲームなら遊べる程度のグラフィックス性能はあります。

ただし、Core i3搭載モデルのみ「インテル UHD グラフィックス」ですので、Iris Xe グラフィックスのCore i5 / i7搭載モデルよりも、グラフィックス性能はだいぶ落ちます。

軽い3Dゲームも遊びたいとか、グラフィックス性能を少しでも高くしたいなら、Core i5 かCore i7搭載モデルがおすすめです。

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

レビュー機は第4世代ハイスピードSSD(PCIe 4.0 x4 SSD)を搭載しており、データ転送速度はかなり速いです。

ただ、スタンダードSSDでもPCIe3.0 x4 SSDのようなので、スタンダードSSDでもデータ転送速度が遅いわけではなく、使い方によっては体感差はあまりないでしょう。

予算を抑えるならスタンダードSSDを選ぶのもアリですが、スタンダードSSDは最大容量が256GBまでです。

SSD情報

SSD情報

Samsung(サムスン)製のSSDを搭載していました。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

SSDのカスタマイズについて

ちなみにVAIO SX12 (2023年6月発売モデル)は、カスタマイズで最大2TBまでSSD容量を増やしての注文もできます。

※部材などの状況により、カスタマイズ可能内容が変更になることがあるかもしれません。

▶付属品など

付属品一式です。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の付属品

  • ACアダプター
  • 電源ケーブル
  • VAIO電子マニュアル オーナーサイトのご案内
  • クリーニングクロス

などが付属。

※付属品は変更になる可能性があります。

▶「VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)」のレビューまとめ

「VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)」のレビューのまとめです。

VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)の外観 見映え

VAIO SX12は、ミニノートとも呼べる12.5型のコンパクトボディがまず魅力でしょう。

ミニノートだと、性能が低いノートパソコンも少なくないですが、VAIO SX12はカスタマイズ注文でハイスペック仕様にできるところもいいですね。

キーボードも打ちやすく、使いやすい完成度の高いノートパソコンです。

コンパクトで使いやすいノートパソコンをお探しの方にオススメです!

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