「HP Pavilion Plus 16-ab」の実機レビュー!実は動画編集によいのでは?高解像度・大画面ノートPC!

HP Pavilion Plus 16-abのメイン画像

Core i5~i7 メモリ16GB
最大1TB SSD RTX 3050

「HP Pavilion Plus 16-ab」の実機レビューです。

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今回は、日本HPからの貸出機を使ってレビューします。
※貸出機であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。

HP Pavilion Plus 16-abは、HシリーズのCore i5またはi7とGeForce RTX 3050 Laptopを搭載した、パワーのあるノートパソコン。

HP Pavilion Plus 16-abの外観 天板側

2560×1600ドットの高解像度な16型ディスプレイ搭載で、動画編集なども快適にできますよ。

なお、この記事は、

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

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▶おすすめポイント・特徴

HP Pavilion Plus 16-abのおすすめポイント・特徴:positiveNotes

ポイント

CPUとグラフィックス

HP Pavilion Plus 16-abは、

  • Core i5-13500H
  • Core i7-13700H

のいずれかを搭載し、ノートPC向けのCPUとしては処理性能が高いです。

さらに、GeForce RTX 3050 Laptopも搭載しています。

画面も大きく解像度も高いので、動画編集にもおすすめです。

CPU性能・グラフィックス性能について詳しくは、HP Pavilion Plus 16-abの処理性能チェックをご覧ください。


ポイント

HP Pavilion Plus 16-abは、

  • リフレッシュレート最大120Hzのディスプレイ
  • GeForce RTX 3050 Laptop

を搭載しているので、3Dゲームも遊べます。

詳しくは、グラフィックス性能の項目をご覧ください。


ポイント

HP Pavilion Plus 16-abの外観・ディスプレイ側

大きな16型ディスプレイで、解像度は2560×1600ドットの高解像度。

フルHD(解像度1920×1080)などと比べてより精細な映像表示ができるので、編集作業などもしやすいです。


ポイント

色域

■カバー率

sRGB 99%
DCI-P3 76%
Adobe RGB 76%

※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。

sRGBカバー率が100%に近いですし、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。


ポイント

キーボードの右側

最近のノートパソコンは、ディスプレイのベゼル(フチ)が薄くなり、横幅が縮まったことで、テンキー(キーボード右側の数値入力用のキー)が3列テンキーなことも少なくないです。

しかしHP Pavilion Plus 16-abは、使いやすい4列テンキーを搭載しています。テンキーが欲しい方には嬉しいところでしょう。


▶デメリット・注意点

デメリット・注意点など:negativeNotes

注意点 SDカードリーダーは非搭載

Pavilion Plus 16-abは、クリエイターによさそうな仕様のノートパソコンではありますが、SDカードリーダーが非搭載なのは残念なところ。

SDカードを読み込むには、SDカードリーダーが別途必要です。


▶その他、ひとこと

その他、ひとこと

その他 出荷製品は日本語キーボードです

メーカーページの写真は英語キーボードですが、出荷製品は、日本語キーボード搭載です。

HP Pavilion Plus 16-abのキーボード

▲出荷製品はこのキーボード(タップ・クリックで拡大)


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▶スペック表

■HP Pavilion Plus 16-abのスペック

OS Windows 11 Home
ディスプレイ 16型 WQXGA(解像度2560×1600)、アスペクト比16:10、ノングレア(非光沢)、最大120Hz、IPS液晶
CPU インテル Core i5-13500H / Core i7-13700H
メモリ 16GB
ストレージ SSD:512GB / 1TB
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop(6GB GDDR6)
サイズ 約357×253.5×17.7(最薄部、突起部含まず)mm
重さ 約1.89kg(公称値)
その他 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3

※2024年3月15日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。

■今回のレビュー機のスペック

パフォーマンスモデル「インテル Core i7-13700H、メモリ16GB、1TB SSD(モデル名:16-ab0007TX)」

―― HP Pavilion Plus 16-abの使いやすさチェック ――

▶テレワークやWeb会議に役立つ機能

・プライバシーを保護するWebカメラ

WQHD 画質のWebカメラ(約500万画素)を搭載。Windows Hello(顔認証機能)対応です。

なお、HP Pavilion Plus 16-abのWebカメラには、プライバシーカメラスイッチが搭載されています。

プライバシーカメラスイッチ

プライバシーカメラスイッチをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。

プライバシーカメラスイッチを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。

オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合にも便利です。

▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。

▲HP Pavilion Plus 16-abのWebカメラで撮影

▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けWebカメラで撮影した写真。

▲ELECOM製の外付けWebカメラで撮影(比較用)

どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。

HP Pavilion Plus 16-abのカメラは、フルHDよりもさらに高画質な2560×1440ドットのカメラなので、

上記の外付けWebカメラよりも、よりクリアな映像表示ができています。

ノイズ削減

オンラインミーティング時のノイズ削減する機能がプリインストールされていましたので、テストしてみました。

ノイズ削減

どれくらいノイズキャンセル効果があるのか?

ノイズ削減にどれくらいノイズを消す効果があるのか試してみました。

オンラインミーティング中に、まず手を叩いてみたところ、相手には聞こえなかったそうです。

一方、しゃべりながら手を叩いた場合は、手を叩いている音が途切れ途切れ聞こえる程度にノイズが削減され、完全にノイズが除去されるわけでなかったです。

オンラインミーティングで役立つキー操作

オンラインミーティングで役立つ以下のキー操作も利用可能です。

  • F8キー:マイクミュート

マイクOFF時は、F8キーのランプが点灯するので、マイクがOFFになっているのがわかりやすいです。

▶キーボード

HP Pavilion Plus 16-abのキーボード

▲タップ・クリックで拡大

打ちはじめが少し硬めのタイピング感です。

キーストローク(キーが沈み込む深さ)は約1.5ミリで、若干浅めに感じますが、浅すぎるとまでは感じません。

キーボードが大きいと、タイピング時にたわんでしまうノートパソコンもありますが、Pavilion Plus 16-abのキーボードはたわみも気にならず、剛性はシッカリしています。

▼キーボード右側は、Enterキーとテンキーの間が、もう少し間隔が空いていると良かったですね。

キーボードの右側

▼左側は、半角/全角キーとCTRLキーが少し小さめです。

キーボードの左側

▼キートップ(キーの表面)に凹みはありますが、浅い凹みです。

キートップのアップ画像

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

凹みが浅いため、フラットに近い手ざわりです。指先の力を逃げにくくする効果は少ないですが、それでも凹みがないよりはよいですね。

ちなみに、気づく人は気づくかもしれないポイントですが、各キーの大きさなどはHP 15-fcと同じのようです。

▲HP 15-fcのキーボード。Pavilion Plus 16-abと非常に似ています。

しかし、キーキャップの質感は異なっていて、まったく同じキーボードというわけではありません。

Pavilion Plus 16-abのキーボードの方が、キーキャップがグリップの効く素材になっていてタイピングしやすいです。

キーボードを斜め上から

 
ファンクションキー(Fキー)は、HP Pavilion Plus 16-abの独自機能(特殊機能)が優先されています。

Fキー

(全角カタカナ変換などWindowsの標準機能を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)

キーピッチなど

デスクトップPC向けキーボードとの比較

▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ

▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、約18.7mmで、タイピングしやすいと言われる19mmと比べると、若干コンパクトです。

キーピッチ

▼16型のノートPCなのでパームレストは十分な広さ。

パームレストに手をのせたところ

パームレストに手をのせたところ:横から

キーボードバックライト

キーボードのバックライトは、F4キーでON・OFFができます。

HP Pavilion Plus 16-abのキーボード・バックライト

明るさは3段階で調整可能。

タッチパッド

クリックボタン一体型のタッチパッドです。

タッチパッド

タッチパッドは大きめなので、少し右手がタッチパッドに乗りますが、右手母指球(以下参照)で誤って押してしまうことはあまりありませんでした。

母指球部

仮に右手の母指球の部分で誤ってタッチパッドを押してしまっても、操作として反応しづらくなっていました。

このため、右手がタッチパッドに乗ってしまうことによる誤操作が起きづらくなっています。

なお、タッチパッドの有効・無効をショートカットキーで切り替えることはできないようです。

▶ゲームプレイ時の表面温度

Pavilion Plus 16-abのディスプレイのリフレッシュレートは最大120Hzなので、3Dゲームを遊ぶことも想定して、ゲームプレイ時の表面温度もチェックしてみました。

▼3Dゲームプレイ開始から30分後の表面温度です。

ゲームプレイ時の表面温度

▲一番熱くなっている場所(ディスプレイあたり)で約45.8℃

W、A、S、Dキーはほぼ熱くならず、その他のキーもそれほど熱くならないので、ゲームをするのにも支障が出ません。

▶スピーカー

HP Pavilion Plus 16-abは、底面にBang & Olufsen社によるスピーカーを搭載。

HP Pavilion Plus 16-abのスピーカー

ちなみに、キーボード面の上部にもピーカーグリルのような穴が空いていますが、ここはスピーカーではありません。

ここはスピーカーではありません

スピーカーの音質は、ノートパソコンのスピーカーとしてはまずまずよい音です。

音質は、点数にすると100点満点中:70点くらいです。

※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。

なお、Audio by B & Oの設定で、声が聞こえやすい音質に設定するなど、好みに応じたイコライジング調整もできます。

Audio by B & O

▶ディスプレイ

■ディスプレイの詳細

  • 16型ノングレア(非光沢)、Eyesafe認定ディスプレイ
  • 解像度:2560×1600ドット
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • アスペクト比(縦横比):16:10

HP Pavilion Plus 16-abのディスプレイは、ブルーライトを目の負担を軽減するEyesafe認定のブルーライト低減ディスプレイです。

「ブルーライト軽減機能搭載」のノートパソコンの場合、機能をオンにするとディスプレイ表示が黄色っぽくなってしまうことがありますが、

HP Pavilion Plus 16-abのディスプレイは、色味も自然ですし、ハードウェアレベルでブルーライトを低減してくれているそうです。

解像度2560×1600ドットは、フルHD(1920×1080ドット)の2倍近いドット数ですから、フルHDディスプレイよりも、だんぜん精細な映像表示が可能です。

視野角

ディスプレイは、角度をつけて見てもほとんど暗く見えたりしないので、よい液晶が搭載されていることが伺えます。

HP Pavilion Plus 16-abのディスプレイ正面

HP Pavilion Plus 16-abの視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

HP Pavilion Plus 16-abの視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約134度開きます。

HP Pavilion Plus 16-abのディスプレイを開けるところまで開いたところ

縦の視野角も広いので、対面の人に画面を見せるなどの使い方をしないなら、これくらい開けば十分でしょう。

・ノングレアなので映り込みしにくい

HP Pavilion Plus 16-abのディスプレイは、ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、映り込みしにくいです。

ディスプレイの映り込み具合

作業中に照明や周囲のものが画面に映り込みにくいので、実用的です。

・色域

色域については、冒頭のおすすめポイント・特徴:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶バッテリー駆動時間

■バッテリー駆動時間の実測

MobileMark 25 最大9時間
※メーカー公称値
YouTubeを再生 7時間9分
30分で充電できたバッテリー量
※付属ACアダプターを使用
約47%
  • 電源モードの設定:バランス
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:50
計測項目についての詳細はここをタップ(クリック)

■「YouTubeを再生」のバッテリー駆動時間 計測条件

  • WebブラウザでYouTubeを再生(Webブラウザは全画面表示。動画自体は全画面表示にはしない)。音量は10。

GeForce RTX 3050 Laptop搭載、高解像度で大きめの16型ディスプレイと、バッテリーを消耗しやすい要素が多い中で、このバッテリー駆動時間はなかなかよい感じだと思います。

モバイルバッテリーで電力を補うのもよさそうです。

(詳しくは、USB PD充電器からの充電の項目をご覧ください)

・USB PD充電器からの充電

USB PD(Power Delivery)対応の充電器をUSB Type-C端子に接続し、HP Pavilion Plus 16-ab側へ充電してみました。

※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。

PD充電器の最大出力
充電の可否
20W(フィリップス製) ×
30W(RAVPower製)
※電源オフ時のみ充電可能
45W(Anker製)
※電源オフ時のみ充電可能
65W(CIO製)
※注1
100W(Anker製)
※注1
140W(CIO製)

※注1:付属ACアダプターは135W出力のため、それよりも出力の低いPD充電器で充電した場合、ACアダプター接続時と比べてパフォーマンスが落ちたり、高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減るなどの可能性があります。

30Wや45W出力のPD充電器だと、Pavilion Plus 16-abの電源がOFFでないと充電できかなったので、一緒に持ち運ぶなら、最低でも65W以上のPD充電器を選んだ方がよさそうです。

(ACアダプターは135W出力ですので、もちろんそれに近い出力のPD充電器を選んだ方が、より無難ではあります。)

▶インターフェイス

右側面

右側面

SuperSpeed USB Type-C(10Gbps)(USB PD、DisplayPort 1.4の映像出力、電源オフUSBチャージ機能に対応)

Thunderbolt 4 with USB4 Type-C(40Gbps)(USB PD、DisplayPort 1.4の映像出力、電源オフUSBチャージ機能に対応)

HDMI 2.1 出力端子(最大3840×2160ドット)

SuperSpeed USB Type-A(10Gbps)

電源入力端子

左側面

左側面

SuperSpeed USB Type-A(5Gbps)

ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート

インターフェイスはおおむね揃っている印象ですが、冒頭の注意点にも記載のとおり、SDカードスロットはありません。

SDカードを使いたいときはSDカードリーダーが必要です。

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

静音性チェック時の騒音計の位置

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。

なお、Pavilion Plus 16-abは「静音モード」などの設定はないため、ベンチマークテスト時はバランスモードまたはパフォーマンスモードに設定しました。

■静音性のチェック結果

アイドル時 とても静か
※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない
バッテリー駆動時のベンチマークテスト(バランスモード) 最大44.5db程度
電源接続時のベンチマークテスト(パフォーマンスモード) 最大50db程度

※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※今回は、「ファイナルファンタジー15ベンチマーク」実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

「バッテリー駆動」でのベンチマークテスト時は「少しうるさい」程度の印象で、うるさくて不快というほどではありませんでした。外出先で使う場合は、すぐ隣に人がいなければ問題ないでしょう。

一方、「ACアダプターに接続」してベンチマークテストをおこなった場合は、大きめでした。

静かな場所だと目立ってしまうかもしれませんが、人が多いカフェなどでは、周りの音にかき消されるかな?くらいの大きさです。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

A4用紙とHP Pavilion Plus 16-abの大きさの比較

▲A4用紙とのサイズ比較

HP Pavilion Plus 16-abを折りたたんだ様子:斜め上から

A4サイズ 297×210mm
HP Pavilion Plus 16-ab 約357×253.5×17.7(最薄部、突起部含まず)mm

幅×奥行きは、A4サイズよりもわりと大きく、A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグに入れるのは厳しいです。

持ち運びには、16型ノートに対応したリュックやバッグがあった方がよいでしょう。

ビジネスバッグに入れているところ

※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。

▶重さの実測:約1,855

HP Pavilion Plus 16-abの重さ:実測

本体 約1,855g
ACアダプター+電源ケーブル 約446g
ACアダプター+電源プラグ 約382g

公称値は約1.89kgですが、実測は約1,855gでした。

16型のディスクリートGPU搭載のクリエイターノートPCと考えると、悪くない重さです。

※ディスクリートGPU:GeForce RTX 3050 Laptopなど、CPUとは別に搭載されているグラフィックスのこと。

「ACアダプター+電源ケーブル」は約446gですが、

「電源ケーブル」を付属の「電源プラグ」に付け替えれば、64グラムほど荷物を軽くできます。

なお、USB PD充電器からの充電の項目に記載のとおり、PD充電器からも充電できます。

ACアダプターの代わりに、より軽量なPD充電器を持ち運ぶのもアリでしょう。

「HP Pavilion Plus 16-ab」を公式サイトで見てみる
 

―― HP Pavilion Plus 16-abの処理性能チェック ――

つづいて、HP Pavilion Plus 16-abのCPUやグラフィックスの処理性能や、ゲームのFPS数、クリエイティブ系アプリの使い心地をレビューしていきます。

■レビュー機のスペック

CPU インテル Core i7-13700H
メモリ 16GB
ストレージ 1TB SSD(NVMe)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop

※なお、今回実施したベンチマークテストは、myHPのシステム制御の温度設定を「パフォーマンス」に設定しておこないました。

myHPのパフォーマンス設定

▶クリエイティブ系アプリのパフォーマンス

HP Pavilion Plus 16-abは、「NVIDIA Studio」対応ノートパソコンなので、

  • Adobe Premiere Pro
  • Adobe Photoshop Lightroom
  • Autodesk Arnold
  • Davinci Resolve
  • REDCINE-X PRO

など、多くのクリエイティブ系アプリケーションが最適化されて動作します。

実際に、Adobeのアプリケーションを使って、快適に使えるかチェックしてみました。

Adobe Photoshop

長辺5000px以上の解像度が大きめの画像を使ってテストしてみました。

まず、Adobe Fireflyの技術が使われている「生成拡張」をテストしてみました。

▼以下のようにカンバスサイズを広げて「生成拡張」をしてみたところ、18秒程度でできましたので、十分スムーズに使えるでしょう。

Adobe Photoshop

▲元画像(生成拡張前)を開いたところ

Adobe Photoshop

▲生成拡張後

同様にAdobe Fireflyを使った「生成塗りつぶし」や、「空を選択」「被写体を選択」などもテストしてみましたが、どれもスムーズに処理できました。

ただし、タッチパッドで「手のひらツール(スペース+ドラッグ)」での移動操作をするには、タッチパッドの真ん中あたりに指を置いて操作する必要がありました。

Adobe Illustrator

Adobe Illustrator

  • スタライズでドロップシャドウをかけたオブジェクトを重ねて移動させる
  • 生成再配色

などをしてみましたが、動作が重くなることなく快適に使えました。

ただしPhotoshop同様、タッチパッドで「手のひらツール(スペース+ドラッグ)」の操作をするには、タッチパッドの真ん中あたりに指を置いて操作する必要がありました。

・HP Pavilion Plus 16-abで動画編集はできる?

ベンチマークソフト「PCMark 10」では、動画編集にどの程度使えるか、動画編集スコア(Video Editing Score)を計測できます。

Core i7-13700H搭載のHP Pavilion Plus 16-ab実機で計測したスコアをご紹介します。

PCMark 10について

※PCMark 10…ウェブサイト閲覧、ビデオ会議、表計算、オフィス系ソフトでの文章作成、写真・動画編集、ゲームなどのテストを行い、パフォーマンスを計測、スコア化してくれるベンチマークソフトです。

そのPCの用途ごとのパフォーマンスを、数値で把握できます。

動画編集スコアは3450以上が推奨スコアなのですが、HP Pavilion Plus 16-abの動画編集スコアは6863で、推奨値を大きく上回っていました。

■動画編集(Video Editing)スコア

HP Pavilion Plus 16-ab 6863
PCMark 10 推奨値 3450

※数値が大きいほど高性能。

同様に、レンダリング(Rendering and Visualization)スコアも推奨値を大きく上回っていました。

■レンダリング(Rendering and Visualization)スコア

HP Pavilion Plus 16-ab 11949
PCMark 10 推奨値 3450

※数値が大きいほど高性能。

動画編集にも十分使えるでしょう。

Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Pro

実際にAdobe Premiere Proで動画編集してみましたが、快適に作業できました。

動画編集の場合、CPUのスレッド数が多いに越したことはないので、

Pavilion Plus 16-abを動画編集メインに使うなら、Core i7-13700H搭載のパフォーマンスモデルをオススメします。

ちなみに、Core i5-13500H:12コア/16スレッド、Core i7-13700H:14コア/20スレッドです。

▶CPU性能:Core i7-13700H

HP Pavilion Plus 16-abのCPUは、モデルによって以下の2つがあります。

■搭載CPUのラインナップ

  • Core i5-13500H(12コア/16スレッド)
  • Core i7-13700H(14コア/20スレッド)

今回のレビュー機のCPUは、以下です。

■レビュー機のCPU

  • インテル Core i7-13700H
  • 14コア(Pコア×6、Eコア×8) / 20スレッド
  • Pコア:最大周波数5.00GHz、Eコア:最大周波数 3.70GHz

HP Pavilion Plus 16-abのCPU-Z情報

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

HP Pavilion Plus 16-abのCINEBENCH R23スコア

マルチコア 14808
シングルコア 1862

■他のノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較

Core i7-13700HX 19635
Core i7-13700H
(レビュー機)
14808
Core i7-12700H 12991
Ryzen 7 5800H 12196
Core i7-11800H 11208
Ryzen 7 4800H 10975
Core i7-10870H 10305
Ryzen 5 6600H 8918
Core i7-1360P 8431
Core i7-1260P 8314
Core i5-11400H 7881
Ryzen 5 7530U 7865
Core i5-1240P 7597
Ryzen 5 5500U 7477
Ryzen 5 4600H 7418
Core i7-10750H 7137
Core i7-1355U 6839
Core i7-1255U 6673
Ryzen 5 4500U 6210
Core i5-11300H 6164
Core i5-1235U 5844
Core i7-1165G7 5077
Core i7-10710U 4532
Core i5-1135G7 4420
Core i5-10210U 4051
Core i5-1035G1 3477
Core i3-1115G4 3216
Celeron N5100 1471
  • レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2023年12月22日現在)。
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。
  • CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。

ノートパソコン向けCPUの中では、かなり高い性能です。

いろいろな用途で快適に使えるでしょう。

CINEBENCH 2024

CINEBENCH 2024は、「GPU(グラフィックス)」と「CPU」の性能を計測できるベンチマークソフトです。

HP Pavilion Plus 16-abのCINEBENCH 2024スコア

GPU 3370
CPU(マルチコア) 867
CPU(シングルコア) 109
CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

HP Pavilion Plus 16-abのPassMark CPU Markスコア:29682

スコア 29682

PassMarkでの同CPU(Core i7-13700H)の平均スコア27553よりも高いスコアでした。

※2024年3月6日現在の平均値

CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。

▶グラフィックス性能:GeForce RTX 3050 Laptop

HP Pavilion Plus 16-abのグラフィックスは「NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop(6GB GDDR6)」です。

 HP Pavilion Plus 16-abのGPU-Z情報

▼最大グラフィックスパワーは60W。

 HP Pavilion Plus 16-abのNVIDIA GeForce RTX 3050 Laptopの最大グラフィックスパワー

GeForce RTX 3050 Laptopのサブシステム電力は35~80Wなので、MAXよりも少し抑えた設定という印象です。

スペックのわりにボディが薄いので、冷却面などを考慮したうえでの設定かもしれません。

なお、HP Pavilion Plus 16-abはディスプレイのリフレッシュレートが最大120Hzなので、ゲームのFPSもいくつかとってみました。

▼「3DMark」&「ゲーム系ベンチマーク」の結果はコチラ

▼各ゲームのFPS数はコチラ

・ゲーム系ベンチマークの結果

3DMark ベンチマークスコア

3DMark

Fire Strikeスコア 10919
Time Spyスコア 5210
Speed Wayスコア 1036

総合スコアを掲載しています。

ブループロトコル・ベンチマーク

ブループロトコル・ベンチマーク

最高画質 1707×1067 10266 極めて快適

※仮想フルスクリーンモードにて計測。
評価は、スコアによって「極めて快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。

FF14(ファイナルファンタジーXIV)暁月のフィナーレ ベンチマーク

FF14 暁月のフィナーレ ベンチマーク

標準品質 1920×1080 17216 非常に快適
最高品質 1920×1080 11457 とても快適

※グラフィックス設定は、最高品質以外は「ノートPC」向けの設定にて計測。

ドラゴンクエストXオンライン ベンチマーク
最高品質 1920×1080 13829 すごく快適

・各ゲームのFPS数

モンスターハンターライズ

モンスターハンターライズ

解像度・グラフィック設定
平均FPS
1920×1200 / 低 191.6 FPS
1920×1200 / 中 175.2 FPS
1920×1200 / 高 98.3 FPS
サイバーパンク2077

Cyber Punk 2077(サイバーパンク2077)

解像度・グラフィック設定
平均FPS
1920×1200 / 低 76.51 FPS
1920×1200 / 中 65.46 FPS
1920×1200 / 高 55.14 FPS
1920×1200
ウルトラ
43.58FPS
1920×1200
ウルトラ DLSS
46.41FPS
  • ベンチマーク機能の計測結果。
  • グラフィック設定はクイックプリセットを使用。
  • 「DLSS」の記載がない限り、DLSSはオフで計測。

サイバーパンク2077は、ウルトラのみDLSSオン(自動)でも計測してみました。より快適にプレイするなら、DLSSオンがオススメです。

APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)

エーペックスレジェンズ

解像度・ビデオ設定
平均FPS
1920×1200 / 低 145.4 FPS
1920×1200 / 中 133.3 FPS
1920×1200 / 高 101.6 FPS
2560×1600 / 高 76.2 FPS
  • ※最大フレームレートを300FPSに設定し、チュートリアル完了までのFPSを計測。
  • ※以下の設定を低・中・高として計測しています。
APEX LEGENDSのビデオ設定はここをタップ(クリック)

■低

エーペックスレジェンズの設定:低

■中

エーペックスレジェンズの設定:中

■高

エーペックスレジェンズの設定:高

 

PUBG:Battlegrounds

PUBG:Battlegrounds

解像度・グラフィック設定
平均FPS
1920×1200 / 低 103.7 FPS
1920×1200 / 中 89.8 FPS
1920×1200 / 高 77.8 FPS
1920×1200
ウルトラ
66.0 FPS
  • チュートリアルにて計測。
  • レンダリングスケール:100
  • グラフィック設定は「全体的なグラフィックの品質」の設定です。
Fortnite(フォートナイト)

Fortnite(フォートナイト)

解像度・クオリティプリセット
平均FPS
1920×1200 / 低 115.8 FPS
1920×1200 / 中 92.5 FPS
1920×1200 / 高 77.1 FPS
1920×1200 / 最高 61.2 FPS
  • バトルロイヤル(ソロ)、レンダリングモード:DirectX 12にて計測
グラフィックス性能についての総評

というわけで、HP Pavilion Plus 16-abのディスプレイがリフレッシュレート最大120Hzなので、

120FPS出せるかどうかが1つの注目ポイントになりますが、

今回テストした結果で見ると、最高画質で120FPS出せるゲームは限られてきますが、120FPSにこだわらなければ、多くのゲームを遊べるでしょう。

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

高速なPCIe4.0 x4 SSDです。フォルダ間でのデータコピーなどがより早くおこなえるなど、快適に使えるでしょう。

SSD情報

SSD情報

SK hynix(SKハイニックス)製のSSDを搭載していました。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

―― HP Pavilion Plus 16-abの外観・その他のレビュー ――

つづいて、外観や付属品をレビューしていきます。

▶外観

HP Pavilion Plus 16-abの外観。斜め上から

継ぎ目を設けないユニボディのボディシャーシなので、たわみに強いです。

HP Pavilion Plus 16-abの外観 天板側

HPのプレミアムロゴが、光に反射して輝きます。

HP Pavilion Plus 16-abの天板ロゴのアップ

HP Pavilion Plus 16-abの底面

▶付属品など

付属品一式です。

HP Pavilion Plus 16-abの付属品

  • ACアダプター
  • 電源ケーブル
  • 電源プラグ(ウォールマウントプラグ)
  • HP Z3700 ワイヤレスマウス
  • 困ったときのHPサポートガイドブック
  • サービスおよびサポートを受けるには
  • セットアップ手順
  • 保証書

などが付属。

※付属品は変更になる可能性があります。

付属のHP Z3700 ワイヤレスマウス(シルバー)

HP Z3700 ワイヤレスマウス(シルバー)が付属。

付属のマウス

厚さの薄いマウスなので、手首をあまり曲げずに使えます。

USBレシーバーで接続して使います。Bluetooth接続では使えません(似た製品でHP Z3700 デュアルワイヤレスマウスの方はBluetooth接続も可能ですが、そちらは付属しません)。

▶「HP Pavilion Plus 16-ab」のレビューまとめ

「HP Pavilion Plus 16-ab」のレビューまとめです。

HP Pavilion Plus 16-abの外観 見映え

HP Pavilion Plus 16-abは、本体:約1.89kg、ACアダプター:約446gなので、ACアダプターも入れると重くなりますが、

16型ノートが入るPCリュックでなら十分持ち運べるでしょう(それほど軽くはないですが)。

大きな画面でディスプレイ解像度も高く、CPUとグラフィックスの性能も高いですし、高すぎない価格も魅力です。

動画編集などクリエイティブな作業をしたい方にオススメですよ。

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