動画編集におすすめのノートパソコン(2021年2月 更新版)
このページでは、動画編集に使うパソコンの選び方と、後半では2021年2月現在でおすすめのモデルをご紹介しています。
(ノートPCでもデスクトップPCでも考え方は同じですので、ノートPCとデスクトップPC両方のおすすめモデルを後半でご紹介します)。
さてさて、動画編集は、パソコンでする作業の中でも、特に重い作業です。
特に、動画編集する時に、色々なエフェクト(効果)をかけながら編集をしたい場合などは、高いスペックが要求されます。
動画の解像度にもよりますが、それなりの高画質な動画を処理する場合などは、ノートパソコンにとって重い処理をすることになります。
ですので、ノートパソコンで動画編集をするなら、
なるべくハイスペックなノートパソコン
がオススメです。
まず動画編集は、やはりグラフィックボード(ビデオカード)に高性能なものを積んでいるものがいいです。
加えて、CPUも高性能なものを搭載しているものを選んでください。
以下、パソコンで動画編集をするには、どのようなノートパソコンを選んだらいいのか解説していきます。
ちなみに、もし説明を読む時間がないようでしたら、
⇒2021年2月現在で、動画編集におすすめのノートパソコン・モデル
をいきなり見ていただければ大丈夫です。
目次
メモリは後で増設する手もあります。が・・・
メモリも多い方がいいのですが、あれもこれもハイスペックにするとなると、その分予算がかかってしまいます。
メモリに関して言えば、増設するという手もあるので、ひとまずそこそこのメモリ容量でノートパソコンを購入して、あとからメモリを増設するという方法も、あるといえばあります。
ただ、この時注意すべきは、
- それぞれのパソコンで、増設できるメモリの最大値が決まっている
- 薄型ノートパソコンは、メモリ増設できないことが多い
ということです。
それぞれのパソコンで、増設できるメモリの最大値が決まっている
搭載できるメモリの最大値は、ノートパソコンによって異なります。
ですから、後からメモリを増量するなら、積むことのできるメモリの最大値が大きいものを選ぶのが無難です。
薄型ノートパソコンは、メモリ増設できないことが多い
最近は、薄型のノートパソコンも多いですが、薄型のノートパソコンだとメモリ増設ができないことが多いです。
メモリがパソコンのマザーボードに直付けされていて、取り外しができなくなっているためです。
やはり、最初からそれなりのメモリ容量で注文するのが無難
やはり、最初からそれなりのメモリ容量を搭載させてパソコンを注文するのが無難です。
ちなみに、メーカー直販サイトで購入すれば、メモリを増量したり、不要なものを削って値段を安くしたりなど、好みでカスタマイズして注文できます。
私がパソコンを買う時は、メーカー直販サイトでカスタマイズ注文しています。
ちなみに、
と思われるかもしれませんが、パソコンに関して言えば、そんなことはありません。
メーカー直販サイトでしか買えないモデルやスペックなどもありますし、メーカー直販サイトで割引セールやメモリ増量などのキャンペーンをやっていることがよくあります(これが結構ばかにならない割引だったり、お得さだったりします)。
ストレージ(記憶デバイス)は、容量の大きなSSDか、SSDとHDDの両方を搭載したモデルがおすすめ
それと、動画編集は、ストレージ(ハードディスク)にも書き込みを沢山するので、ストレージ(データを保存する媒体)の容量も大きい方がいいですね。
最近では、ストレージは、古くからあるHDD(ハードディスクドライブ)の他に、SSD(ソリッドステートドライブ)が普及してきています。
SSDは、HDDと比べて、パソコンの起動やファイルの読み込みが格段に早いです。
HDD搭載のパソコンからSSD搭載のパソコンに買い換えると、体感できるくらい快適になります!
ですので、これからノートPCを買うのであれば、できればSSD搭載モデルを買われることをおすすめします。
ただ、SSDを選ぼうとした場合、問題点もあります。それは、
-
■SSD搭載ノートパソコンにおける問題点
- 容量の大きいSSDは、HDDと比べるとまだ値段が高め
- 容量の大きいSSDを搭載させて注文できないノートパソコンもある
ということです。
(※上に、問題点を書きましたが、SSDが普及するにつれて、段々と状況は良くなってきています。)
動画ってファイルサイズが大きいですよね?
ですから、動画を書き出すことを考えると、容量の小さいSSDでは不安があります。
にも関わらず、大容量のSSDを搭載したノートパソコンは、まだちょっと値段が高めです。
では、どのような選択肢があるのか?
-
解決策(おすすめ順)
- 1:容量の大きいSSDを搭載したモデルを買う
- 2:SSDとHDDの両方を搭載したモデルを買う
- 3:SSDとHDDのいいとこ取りと言われる「SSHD」搭載のモデルを買う
解決策はこのようになります。
予算に余裕があれば、「1:容量の大きいSSDを搭載したモデルを買う」のがおすすめです。
「2:SSDとHDDの両方を搭載したモデルを買う」という方法もあります。この場合、「容量が小さい目のSSD」+「大容量HDD」というパターンになることが多いと思います。
サイズが大きな動画をたくさん保存したい場合は、この組み合わせがいいでしょう。
なるべく予算を抑えるなら「3:SSDとHDDのいいとこ取りと言われる「SSHD」搭載のモデルを買う」でもいいと思います。
(SSHDは、ハイブリッドHDDとも呼ばれます)
ちなみに、SSHDとは何なのか、簡単に言うとHDDに小さなSSD(フラッシュメモリ)を搭載させたものです。SSDよりも安くて、HDDよりも高速なのが特徴です。
※「SSDとHDDのいいとこ取り」と言っても、メインの保存媒体は結局HDDなので、SSDにはかないません。
現状、ノートパソコンを注文する時に、SSHD搭載にして注文できるモデルは少ないです。SSDが徐々に安くなっているのを考えると、SSHD搭載モデルは増えないと予想します。
SSD搭載のノートパソコンとメモリの注意点
ここは重要なので、SSD搭載のノートパソコンに大容量メモリを搭載しようと思っているなら、必ず読んでください。
パソコンのSSDの残り容量は、搭載するメモリの容量によって変わってきます。
これだけだと分かりにくいので、以下の表を見てください。
SSD容量 | パソコン搭載メモリ | 出荷時のSSD空き容量 |
---|---|---|
120GB | 8GB | 約75GB |
120GB | 16GB | 約60GB |
240GB | 8GB | 約192GB |
240GB | 16GB | 約184GB |
マウスコンピューターHPより
↑表の中で注目して欲しいのが、SSD容量が120GBのときの出荷時のSSD空き容量です。
SSD容量が120GBで、メモリが16GBなら、出荷時のSSD空き容量は約60GBとなっています。
これはどういうことかというと・・・
ということになってしまうわけです。
なぜこうなるのかというと、SSDは、搭載しているメモリにある程度、容量をとられてしまうからです。
ですから、16GBなどの大きな容量のメモリを積みたいと思っているのでしたら、120GBのSSDでは容量が小さいです。
使い方にもよりますが、メモリ16GBなら、SSDは240GB以上のものがおすすめです。
動画編集におすすめのノートパソコン ポイントまとめ
以上をまとめると、動画編集におすすめのノートパソコンは、下記のようになります。
- 高性能なCPUを搭載している(2021年2月現在では、Core i7を搭載したものがおすすめです)
- グラフィックボード(グラフィックス)も高性能
- 大きな容量のメモリを積んでいる(もしくは、大きな容量に増設できる)
⇒メモリ16GBは欲しい(32GBあればなおよいが、持て余すかも)。 - ストレージは、「容量の大きなSSD」を搭載したものがおすすめ
- メモリを16GB以上にするなら、SSDは最低でも240GB以上にする
▶ 2021年2月現在で、動画編集におすすめのノートパソコン・モデル
以上を考慮して、2021年2月現在で、動画編集におすすめのノートパソコンをご紹介したいと思います。
なお、デスクトップパソコンに関しては、動画編集におすすめのデスクトップ・パソコンのページをご覧ください。
マウスコンピューター「mouse K5 (32GBメモリ搭載モデル)」
おすすめ1位は、「マウスコンピューター mouse K5 (32GBメモリ搭載モデル)」です。
「512GBのSSD」と「1TBのハードディスク」を搭載したデュアルストレージ・モデルです。
おすすめ理由ですが、
- CPU:インテル Core i7-10750H プロセッサー
- グラフィックス:NVIDIA GeForce MX350(2GB)
- メモリ:32GB
- 「512GBのSSD」+「1TBのハードディスク」のデュアルストレージ
というハイスペックな仕様で、
119,800円(税別)~でした。
※2021年2月15日現在の価格
▲HDMIポートなどは後側にあるので、デュアルモニターにしてもケーブルが邪魔になりにくい
このノートPCは、SSDが512GBで、メモリが32GBですので、爆速を体感できます。
今までHDDのパソコンを使っていた方からすると、驚異的な速さに感じられると思いますよ。
ちなみに、このモデルはマウスコンピューターの中でも売上上位だったm-Book K700の後継機種です。
⇒マウスコンピューター「mouse K5 (32GBメモリ搭載モデル)」の公式情報を見てみる
さらに、このノートPCのおすすめポイントは、
- 512GB SSD
- 1TB ハードディスク
という2つのストレージを内蔵しているということです。
これにより、「システムはSSDで起動や読み込みが早い。そして、動画の書き出しは容量の大きなHDDへ」ということが実現できます。
これならサイズの大きい動画などのデータをたくさん保存することもできます。
このスペックなら当分長く使えるでしょう。
ちなみに、このノートパソコンのSSDは、「NVMe対応」のSSDで、同じSSDの中でもデータ転送速度が速いです。
マウスコンピューターは、一部製品を除いて国内生産です。
日本国内の自社工場で開発から生産まで行うことで、製造コストを抑えているそうで、ハイスペックなパソコンが安く買えるのが特徴です。
マウスコンピューターは日本のメーカーという安心感もありますし、わたしも2台マウスコンピューターのPCを使っていますが、特に故障することなく使えております。
ハイスペックなパソコンが安く買えたので、良い買い物ができたという満足度が高いです。
価格 | 119,800円 (税別) ※2021年2月15日現在の価格 |
---|---|
ディスプレイ | 15.6型 フルHD、ノングレア(非光沢) |
CPU | インテル Core i7-10750H プロセッサー |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce MX350(2GB) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 512GB SSD(NVMe対応)+1TB ハードディスク |
⇒マウスコンピューター「mouse K5 (32GBメモリ搭載モデル)」を公式サイトで見てみる
おすすめ2位は、レノボ「Legion(レギオン)550Pi」です。
こちらは、1位でご紹介しているモデルよりもグラフィックスの性能が高いです。
デュアルストレージではないですが、1TBのSSDを搭載しています。
こちらは「ゲーミングPC」ではあるのですが、ゲーミングPCは3Dゲームを快適にプレイできるように作られています。
そのため、グラフィックス処理性能が高く、動画編集するのにもオススメです。
ゲーミングPCは、デザインが派手なものも多いですが、Legion 550Piは派手すぎずデザイン的にもクールです。
価格 | 155,544円 (税込み) ※2021年2月15日現在で、Eクーポン使用時の価格。Eクーポンは「Legion 550Pi」の公式ページ内に掲載されています。 |
---|---|
液晶 | 15.6型 フルHD(解像度1920×1080)、非光沢、IPS液晶 |
CPU | インテル Core i7-10750H |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2060 (6GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
\Eクーポンもこちらから!/
⇒ レノボ「Legion 550Pi」を公式サイトで見てみる
おすすめ3位は、ドスパラ「GALLERIA GCR2070RGF-QC」です。
グラフィックスにGeForce RTX 2070 MAX-Q(8GB)を搭載。
よりパワーに余裕のあるモデルが欲しいなら、これがおすすめです。
- CPU:インテル Core i7-9750H プロセッサー
- グラフィックス :GeForce RTX 2070 MAX-Q(8GB)
- メモリ:16GB
- ストレージ:1TB SSD
といったかなりのハイスペックで、159,980円(税別)。
※2021年2月15日現在の価格
コストパフォーマンスは高いです。
高性能なグラフィックスを搭載しながらも15.6インチノートで約1.87kgの軽さも魅力。
デュアルストレージにはできないので、そこは注意点です。
価格 | 159,980円(税別)~ ※2021年2月15日現在の価格 |
---|---|
液晶 | 15.6型 フルHD(1920×1080)、ノングレア(非光沢) |
CPU | インテル Core i7-9750H プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2070 MAX-Q(8GB) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD(NVMe対応) |
重量 | 約1.87kg |
⇒ドスパラ「GALLERIA GCR2070RGF-QC」を公式サイトで見てみる
というわけで、一番のおすすめはマウスコンピューター「mouse K5 (32GBメモリ搭載モデル)」です。