「raytrek R6-RL」の実機レビュー!動画編集にも使いやすい高解像度ディスプレイのクリエイター・ノートPC!

ドスパラ raytrek R6-RLのメイン画像

Core i7-13700H メモリ16~64GB
最大2TB SSD RTX 4060

「raytrek R6-RL」の実機レビューです。

今回は、ドスパラの運営会社である株式会社サードウェーブからの貸出機を使ってレビューします。
※貸出機であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。

raytrek R6-RLは、Core i7-13700Hと GeForce RTX 4060 Laptop搭載でパワーのあるクリエイター向けノート。

パワーもあるのですが、16型・2560×1600ドットの高解像度ディスプレイ搭載なのも大きな魅力です。

raytrek R6-RLの外観 天板側

実機をチェックし、動画編集などのクリエイティブ作業使うノートパソコンをお探しの方に、オススメできるノートパソコンでした。

なお、この記事は、

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

>> raytrek R6-RLをドスパラで見てみる <<

▶ raytrek R6-RLをドスパラで見てみる

▶おすすめポイント・特徴

raytrek R6-RLのおすすめポイント・特徴

ポイント

CPUとグラフィックス

NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptopとインテル Core i7-13700H搭載で、処理性能が高く、まさに持ち運べるクリエイティブ環境といったところ。

動画編集などにもオススメです。

詳しい処理性能は、処理性能チェックの項目をご覧ください。


おすすめポイント

raytrek R6-RLのディスプレイ

ディスプレイ解像度は2560×1600ドットの高解像度。

フルHD(1920×1080ドット)などと比べて、より精細な画面表示ができるので、見やすく編集作業がしやすかったです。


ポイント

色域

■カバー率

sRGB 95%
DCI-P3 74%
Adobe RGB 74%

※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。

sRGBカバー率は100%に達してはいませんが、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。

Web向けのコンテンツを作るのには、おおむね十分な色域でしょう。

なおメーカー公称では、sRGBカバー率:約99%(sRGB比約100%)、AdobeRGBカバー率:約76%(AdobeRGB比約77%)とのことです。


ポイント

インターフェイスが充実しているので便利です。

右側面

右側面

Thunderbolt 4(USB Type-C)(40Gbps、USB PDとIntel制御映像出力 DisplayPort1.4の映像出力に対応)

USB3.2 Gen1(Type-A)(5Gbps)

HDMI2.1

電源入力端子

左側面

左側面

セキュリティスロット

USB3.2 Gen2(Type-C)(10Gbps、USB PDとNVIDIA制御映像出力 DisplayPort1.4の映像出力に対応)

USB3.2 Gen1(Type-A)(5Gbps)

SDカードリーダー(SD/SDHC/SDXC、UHS-Ⅰ対応)

マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子

▼SDカードを挿すと約1.9センチはみ出すので、挿しっぱなしにしておくのには向いていません。

SDカードを挿しているところ

クリエイター向けPCなので、microSDではなくフルサイズのSDカードリーダーを搭載しているのは嬉しいポイントでしょう。


ポイント

カスタマイズ可能

OS、メモリ、ストレージなどのカスタマイズが可能。好みに応じた仕様にできます。

また、動作検証済みのWacom(ワコム)製ペンタブレットも同時購入可能です。

※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になることもあるかもしれません。


ポイント

出荷日が早いからすぐに届く

ドスパラで販売されているパソコンは通常、翌日~3日程度で出荷なので、すぐに手元にパソコンが欲しい方にもオススメ!


ポイント

24時間365日のサポート

24時間365日のサポートが付いており、設置/設定前のパソコンに関する相談や、故障/修理の依頼ができます。

※ソフトウェアや外付けハードウェアなどの質問は、有料の「電話+リモートサービス(パソコンなんでも相談)」サービスを付ける必要があります。


▶デメリット・注意点

デメリット・注意点など

注意点 USB PD充電時はグラフィックスの処理性能が落ちる

USB PD(Power Delivery)について、メーカーサイトに「Power Deliveryの仕様としては一部制限があります」との記載があります。

実際にPD充電器に接続してベンチマークテストをおこなったところ、PD充電器接続時は、主にグラフィックスの処理性能が低下しやすかったです。

詳しくは、USB PD充電器からの充電の項目をご覧ください。

もっとも、制限があるとはいえ、USB PD充電に対応しているのは嬉しいポイントではありますね。


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▶ raytrek R6-RLをドスパラで見てみる

▶スペック表

■raytrek R6-RLのスペック

OS Windows 11 Home / Pro
ディスプレイ 16型 WQXGA(解像度2560×1600)、アスペクト比16:10、ノングレア(非光沢)、90Hz
CPU インテル Core i7-13700H
メモリ 16GB / 32GB / 64GB
いずれもデュアルチャネル転送対応
ストレージ SSD:1TB / 2TB
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop(8GB GDDR6)
サイズ 約358×247×20(最薄部)-23最厚部mm
重さ 約2.0kg(公称値)
その他 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3

※カスタマイズで選択できる項目を含みます。
※2023年12月11日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。

■今回のレビュー機のスペック

「メモリ16GB、1TB SSD、(Model Name:181641 R6-RL)」

―― raytrek R6-RLの使いやすさチェック ――

▶キーボード

raytrek R6-RLのキーボード

▲タップ・クリックで拡大

打ちはじめが少し硬めで、キーストローク(キーが沈み込む深さ)は少し浅めのタイピング感です。

タイピング時のタワミは気になりません。

▼キーボード右側には3列テンキーがあります。カーソルキー(矢印キー)の右キーがテンキー中に食い込んでいるのが特徴的ですね。

キーボードの右側

それと、Enterキーとテンキーの間は、もう少し間隔が空いていればよかったですね。

▼左側は、半角/全角キーはやや小さめですが、CtrlやShiftキーが大きいはいいですね。

キーボードの左側

▼キートップ(キーの表面)はほぼフラット。

キートップのアップ画像

キーボードを斜め上から

ファンクションキー(Fキー)は、スタートメニュー ⇒ すべてのアプリ ⇒ Control Center ⇒ 一般設定 ⇒ Fnキーロックで「ファンクションロック(本来Fnキーを押す必要がある機能を、Fnキーを押さずに使えるようにする)」できます。

好みに応じて設定するとよいでしょう。

raytrek R6-RLのFキー

キーピッチなど

デスクトップPC向けキーボードとの比較

▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ

▼一部のキーを除いて、タイピングしやすいと言われる19mmに近いキーピッチ(キーとキーの間隔)がありそうです。

キーピッチ

▼16型のノートPCなのでパームレストは十分な広さ。

パームレストに手をのせたところ

パームレストに手をのせたところ:横から

キーボードバックライト

キーボードのバックライトは、Fn+F6キーで暗く、Fn+F7キーで明るくできます。

raytrek R6-RLのキーボード・バックライト

明るさは2段階で調整可能。

タッチパッド

クリックボタン一体型のタッチパッドです。

タッチパッド

タッチパッドの左上をダブルタップすると、タッチパッド全体のON・OFF(有効・無効)を切り替えできます。

タッチパッド・オフ

▲タッチパッドがOFFのときはLEDが点灯。

タッチパッドの右上をダブルタップすると右半分だけOFFにすることもできます。

タッチパッドの面積がかなり広いので、ホームポジションでキーボードをタイピングすると、

タッチパッドに右手が乗って、タッチパッドを意図せず押下して誤クリックしてしまうことがあります。

しかし、ダッチパッドの右側だけOFFにしておけば、右側を押下してもクリック操作にはなりません。

状況に合わせて、タッチパッドの右側OFFを使うとよいでしょう。

▶スピーカー

raytrek R6-RLは、本体の底面から側面にかけてスピーカーを搭載。

ドスパラ raytrek R6-RLのスピーカー

ノートパソコンのスピーカーとしては悪くない音質です。

音質は、点数にすると100点満点中:65点くらいです。

※Nahimicがオンの状態での評価。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。

ちなみに、サウンドユーティリティソフト「Nahimic」がインストールされているのですが、効き目が強いです。

Nahimic

音が響き過ぎて聞こえる場合は、Nahimic設定を調整してみてください。

▶ディスプレイ

■ディスプレイの詳細

  • 16型、ノングレア(非光沢)
  • 解像度:2560×1600ドット
  • リフレッシュレート:90Hz
  • アスペクト比(縦横比):16:10

ディスプレイのアスペクト比(縦横比)は16:10で、よくある16:9のディスプレイよりも少し縦長です。

解像度2560×1600ドットは、フルHD(1920×1080ドット)の2倍近いドット数

フルHDディスプレイよりも精細な映像表示が可能なので、動画編集などの編集作業もしやすいです。

視野角

ディスプレイは、角度をつけて見てもほとんど暗く見えたりしないので、よい液晶を搭載していることが伺えます。

raytrek R6-RLのディスプレイ正面

raytrek R6-RLの視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

raytrek R6-RLの視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約149度開きます。

raytrek R6-RLのディスプレイを開けるところまで開いたところ

縦の視野角も広いので、対面の人に画面を見せるなどの使い方をしないなら、これくらい開けば十分でしょう。

・ノングレアなので映り込みしにくい

raytrek R6-RLのディスプレイは、ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、映り込みしにくいです。

ディスプレイの映り込み具合

作業中に照明や周囲のものが画面に映り込みにくいので、実用的です。

・色域

色域については、冒頭のおすすめポイント:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶バッテリー駆動時間

■バッテリー駆動時間の実測

JEITA Ver.2.0測定法 約10.8時間
※メーカー公称値
YouTubeを再生 約7時間11分
30分で充電できたバッテリー量
※付属ACアダプターを使用
約36%
  • 電源モードの設定:バランス
  • Control Centerのパフォーマンス設定:スタンダード
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:50
計測項目についての詳細はここをタップ(クリック)

■「YouTubeを再生」のバッテリー駆動時間 計測条件

  • WebブラウザでYouTubeを再生(Webブラウザは全画面表示。動画自体は全画面表示にはしない)。音量は20。

ロングバッテリーと呼べるほどではないものの、高解像度の16型ディスプレイ、GeForce RTX 4060 Laptop搭載と、

バッテリーを消耗しやすい要素が多い中で、このバッテリー駆動時間は頑張っていると思います。

BatteryInfoViewを見ると、バッテリー容量が82,044mWhとなっており、大容量バッテリーを搭載していることも効いていそうです。

なお、モバイルバッテリーで電力を補うのもよさそうです。

(詳しくは、USB PD充電器からの充電の項目をご覧ください)

・USB PD充電器からの充電

USB PD(Power Delivery)対応の充電器をThunderbolt 4端子に接続し、raytrek R6-RL側へ充電してみました。

※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。

PD充電器の最大出力
充電の可否
30W(RAVPower製) ×
45W(Anker製)
※充電は可能ですが、ACアダプター使用時と比べるとパフォーマンスは落ちます。
65W(CIO製)
※充電は可能ですが、ACアダプター使用時と比べるとパフォーマンスは落ちます。
100W(Anker製)
※充電は可能ですが、ACアダプター使用時と比べるとパフォーマンスは落ちます。

なお、メーカーサイトには、

40-100W Type Cアダプター対応
※本製品はACアダプターの使用を前提としているため、Power Deliveryの仕様としては一部制限があります。

との記載があるため、今回は100WまでのPD充電器でチェックをおこないました。

上記のとおり「Power Deliveryの仕様としては一部制限があります。」との記載があるので、実際にPD充電器に接続してベンチマークテストをおこなったところ、以下の結果になりました。

■ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレ ベンチマークのスコア

付属ACアダプター(150W出力)を接続してテスト 16264
バッテリー駆動でテスト 11931
100WのPD充電器を接続してテスト 2149

100WのPD充電器を接続してテストした場合、スコアがかなり下がりました。

このように、PD充電器を接続した場合、とくにグラフィックスの処理性能が落ちる点にご注意ください。

ちなみにCPUパフォーマンスについては、少し落ちる程度でした(CPUのベンチマークソフトで確認済み)。

▶インターフェイス

インターフェイスについては、冒頭のおすすめポイント:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶その他の機能

Webカメラ

フルHD画質のWebカメラ/ IRカメラを搭載。Windows Hello(顔認証機能)対応です。

Webカメラ

なお、Control Center ⇒ 一般設定 ⇒ Windowsデバイスから、WebカメラのON・OFFができますが、ショートカットキー操作でのON・OFFはできません。

▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。

▲raytrek R6-RLのWebカメラで撮影

▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けWebカメラで撮影した写真。

▲ELECOM製の外付けWebカメラで撮影(比較用)

どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。

raytrek R6-RLのWebカメラの画素数は1920×1080なので、ノートパソコンのWebカメラとしては高画質ですが、やや暗く写りました。

とはいえ、画質にこだわりがなければ、とくに問題はないでしょう。

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

静音性チェック時の騒音計の位置

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。

raytrek R6-RLは、パフォーマンス設定ができます。

今回は「オフィスモード」と「スタンダードモード」の2つで静音性をチェックしました。

raytrek R6-RLのパフォーマンス設定

■静音性のチェック結果

アイドル時 とても静か
※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない
オフィスモードでのベンチマークテスト時 最大41.8db程度
スタンダードモードでのベンチマークテスト時 最大47.5db程度

※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※今回は、「ファイナルファンタジー15ベンチマーク」実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

■「オフィスモード」でベンチマークテストを行った場合

ベンチマークテスト時は「少し音がしているな」程度の印象で、うるさくて不快というほどではありませんでした。外出先で使う場合は、すぐ隣に人がいなければ問題ないでしょう。

■「スタンダードモード」でベンチマークテストを行った場合

ベンチマークテスト時のファン音は、やや大きめです。自習室など静かな場所だと、少し目立ってしまうかもしれません。ある程度人のいるカフェなどでは、周りの音にかき消されるかな?くらいの大きさです。

オフィスモードにすると、ベンチマークテストを実行しても比較的静かでした。

パフォーマンスは少し落ちますが、ファン音を抑えたい状況では「オフィスモード」に設定するとよいでしょう。

なお、スタンダードモードでも、負荷の高い作業をしていなければ基本的にはそれほど大きな音はしません。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

A4用紙とraytrek R6-RLの大きさの比較

▲A4用紙とのサイズ比較

raytrek R6-RLを折りたたんだ様子:斜め上から

A4サイズ 297×210mm
raytrek R6-RL 約358×247×厚さ20(最薄部)-23(最厚部)mm

幅×奥行きは、A4サイズよりもわりと大きく、A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグに入れるのは厳しいです。

ビジネスバッグに入れているところ

※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。

持ち運びには、16型ノートに対応したリュックやバッグがあった方がよいでしょう。

▶重さの実測:約1,977

raytrek R6-RLの重さ:実測

本体 約1,977g
ACアダプター+電源ケーブル 約474g

公称値は約2.0kgですが、実測は約1,977gでした。

16型のモバイルノートPCと比較すると少し重いですが、ディスクリートGPU搭載のノートPCとしてはやや軽量です。

※ディスクリートGPU:GeForce RTX 4060 Laptopなど、CPUとは別に搭載されているグラフィックスのこと。

「raytrek R6-RL」をドスパラで見てみる
 

―― raytrek R6-RLの処理性能チェック ――

■レビュー機のスペック

CPU インテル Core i7-13700H
メモリ 16GB
ストレージ 1TB SSD(NVMe)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop(8GB GDDR6)

※なお、今回実施したベンチマークテストは、Control Centerのセッティングを「スタンダードモード」に設定して計測しました。

Control Center:スタンダードモード

なお、パフォーマンス設定はFn+F5ボタンで切り替えることもできます。

▶クリエイティブ系アプリのパフォーマンス

実際に、Adobeのアプリケーションを使って、快適に使えるかチェックしてみました。

Adobe Photoshop

長辺5000px以上の解像度が大きめの画像を使ってテストしてみました。

まず、Adobe Fireflyの技術が使われている「生成拡張」をテストしてみました。

▼以下のようにカンバスサイズを広げて「生成拡張」をしてみたところ、20秒程度でできましたので、十分スムーズに使えるでしょう。

Adobe Photoshop

▲元画像(生成拡張前)を開いたところ

Adobe Photoshop

▲生成拡張後

同様にAdobe Fireflyを使った「生成塗りつぶし」や、「空を選択」「被写体を選択」などもテストしてみましたが、どれもスムーズに処理できました。

ただし、raytrek R6-RLのタッチパッドで「手のひらツール(スペース+ドラッグ)」での移動操作をするには、タッチパッドの真ん中あたりを起点に操作する必要がありました。

Adobe Illustrator

Adobe Illustrator

  • スタライズでドロップシャドウをかけたオブジェクトを重ねて移動させる
  • 生成再配色

などをしてみましたが、動作が重くなることなく快適に使えました。

ただしPhotoshop同様、raytrek R6-RLのタッチパッドで「手のひらツール(スペース+ドラッグ)」の操作をするには、タッチパッドの真ん中あたりに指を置いて操作する必要がありました。

・raytrek R6-RLで動画編集はできる?

ベンチマークソフト「PCMark 10」では、動画編集にどの程度使えるか、動画編集スコア(Video Editing Score)を計測できます。

まず、raytrek R6-RL実機で計測したスコアをご紹介します。

PCMark 10について

※PCMark 10…ウェブサイト閲覧、ビデオ会議、表計算、オフィス系ソフトでの文章作成、写真・動画編集、ゲームなどのテストを行い、パフォーマンスを計測、スコア化してくれるベンチマークソフトです。

そのPCの用途ごとのパフォーマンスを、数値で把握できます。

動画編集スコアは3450以上が推奨スコアなのですが、raytrek R6-RLの動画編集スコアは7241で、推奨値を大きく上回っていました。

■動画編集(Video Editing)スコア

raytrek R6-RL 7241
PCMark 10 推奨値 3450

※数値が大きいほど高性能。

同様に、レンダリング(Rendering and Visualization)スコアも推奨値を大きく上回っていました。

■レンダリング(Rendering and Visualization)スコア

raytrek R6-RL 13258
PCMark 10 推奨値 3450

※数値が大きいほど高性能。

動画編集にも十分快適に使えるでしょう。

Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Pro

実際にAdobe Premiere Proで4K動画を読み込み、

  • 動画を2つ並べ、デュレーションで早送りし、テロップを入れる
  • マスクのトラッキング

などの編集をしてみましたが、快適に作業できました。

※raytrek R6-RLのディスプレイ自体は解像度2560×1600ですので、4K画質でのプレビューはできません。

▶CPU性能(Core i7-13700H)

■レビュー機のCPU

  • インテル Core i7-13700H
  • 14コア(Pコア×6、Eコア×8) / 20スレッド
  • 最大5.00GHz

raytrek R6-RLのCPU-Z情報

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

raytrek R6-RLのCINEBENCH R23スコア

マルチコア 11621
シングルコア 1877

■他のノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較

Core i7-13700HX 19635
Core i7-12700H 12991
Ryzen 7 5800H 12196
Core i7-13700H
(レビュー機)
11621
Core i7-11800H 11208
Ryzen 7 4800H 10975
Core i7-10870H 10305
Ryzen 5 6600H 8918
Core i7-1360P 8431
Core i7-1260P 8314
Core i5-11400H 7881
Ryzen 5 7530U 7865
Core i5-1240P 7597
Ryzen 5 5500U 7477
Ryzen 5 4600H 7418
Core i7-10750H 7137
Core i7-1355U 6839
Core i7-1255U 6673
Ryzen 5 4500U 6210
Core i5-11300H 6164
Core i5-1235U 6128
Core i7-1165G7 5077
Core i7-10710U 4532
Core i5-1135G7 4420
Core i5-10210U 4051
Ryzen 3 4300U 3944
Core i5-1035G1 3477
Core i3-1115G4 3216
Pentium Silver N6000 1993
Celeron N5100 1471
  • レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2023年10月31日現在)。
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。
  • CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。
CINEBENCH 2024

CINEBENCH 2024は、「GPU(グラフィックス)」と「CPU」の性能を計測できるベンチマークソフトです。

raytrek R6-RLのCINEBENCH 2024スコア

GPU 9512
CPU(マルチコア) 676
CPU(シングルコア) 112
CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

raytrek R6-RLのPassMark CPU Markスコア:27489

スコア 27489

PassMarkでの同CPU(Core i7-13700H)の平均スコア28218よりも少し低いスコアでした。
※2023年11月29日現在の平均値

とはいえ、2.6%ほど低いだけなので、CPUパフォーマンスはおおむね出ていると捉えてよいでしょう。

Geekbench 6(CPU Benchmark)

「Geekbench 6」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。

raytrek R6-RLのGeekbench 6スコア

Single-Coreスコア 2591
Multi-Coreスコア 11786

※「CPU Benchmark」のテスト結果

Geekbench 6は、macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされています。

トライアウトモードなら無料で使えますので、お持ちのデバイスとスコアを比較してみるのも面白いでしょう。

▶グラフィックス性能(RTX 4060 Laptop)

raytrek R6-RLのグラフィックスは「NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop(8GB GDDR6)」です。

 raytrek R6-RLのGPU-Z情報

▼最大グラフィックスパワーは95W。

 raytrek R6-RLのNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop(8GB GDDR6)の最大グラフィックスパワー

GeForce RTX 4060 Laptopのサブシステム電力は35~115Wなので、やや高めに設定されています。

3DMark ベンチマークスコア

3DMark

Fire Strikeスコア 20712
Time Spyスコア 8732
Speed Wayスコア 2006

総合スコアを掲載しています。

ストリートファイター6 ベンチマーク

ストリートファイター6

■解像度:WQHD(2560×1440)

クオリティ スコア
CUSTOM(最高画質) 100:快適にプレイできます
ブループロトコル・ベンチマーク

ブループロトコル・ベンチマーク

最高画質 1707×1067 16841 極めて快適

※仮想フルスクリーンモードにて計測。
評価は、スコアによって「極めて快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。

FF14(ファイナルファンタジーXIV)暁月のフィナーレ ベンチマーク

FF14 暁月のフィナーレ ベンチマーク

最高品質 1920×1080 16264 非常に快適
最高品質 2560×1440 13153 とても快適
FF15(ファイナルファンタジーXV)ベンチマーク

ファイナルファンタジーXV(FF15)

標準品質 1920×1080 11796 とても快適
高品質 1920×1080 8630 快適
高品質 2560×1440 6257 快適

評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の8段階に分かれます。

グラフィックス性能についての総評

というわけで、3Dゲームもいろいろと遊べる性能があります。

ディスプレイのリフレッシュレートが90Hzで、一般的なノートパソコン(60Hz)の1.5倍なので、その部分でも、普通のノートパソコンよりもゲームをするのにも向いています。

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

高速なPCIe4.0 x4 SSDです。フォルダ間でのデータコピーなどがより早くおこなえるなど、快適に使えるでしょう。

SSD情報

SSD情報

Micron(マイクロン)製のSSDを搭載していました。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

SSDのカスタマイズについて

ちなみにraytrek R6-RLは、カスタマイズで最大2TBまでSSD容量を増やしての注文もできます。

※部材などの状況により、カスタマイズ可能内容が変更になることがあるかもしれません。

―― raytrek R6-RLの外観・その他のチェック ――

▶外観

濃いグレーのボディカラーと、ブラックのキーボードがマッチしていて、なかなかかっこいい外観ですよ。

ドスパラ raytrek R6-RLの外観。斜め上から

パームレストのアップ

raytrek R6-RLの外観 天板側

▼天板の角には「ダイヤモンドカット加工」がしてあり、(画像だと伝わらないですが)キラキラと輝きます。これにより高級感がアップしています。

raytrek R6-RLの天板のダイヤモンドカット

天板は、角のダイヤモンドカットと、raytrekロゴが入っているのみなので、シンプルなデザインです。

raytrek R6-RLの天板ロゴのアップ

raytrek R6-RLの底面

▶「raytrek R6-RL」のレビューまとめ

「raytrek R6-RL」のレビューのまとめです。

ドスパラ raytrek R6-RLの外観 見映え

raytrek R6-RLは、

  • ノートパソコンとしては大きめのバッテリー容量
  • (制限はあるものの)USB PD充電に対応

といった点を考えると、「少しでも長く外出先でクリエイティブ作業ができるように」という配慮が感じられます。

パワーのあまりないノートPCの方が、バッテリー駆動時間自体は長いですが、やはりパワーのあるノートPCで編集作業がしたいですよね。

処理性能的にも、画面サイズ・解像度的にも、動画編集などのクリエイティブ作業にオススメできるノートパソコンですよ!

>> raytrek R6-RLをドスパラで見てみる <<

▶ raytrek R6-RLをドスパラで見てみる

 

▼なお、動画編集におすすめのノートパソコンは、以下の記事でもご紹介しています。

動画編集におすすめのノートパソコンはコレだ!【2023年12月版】安いコスパ抜群モデルや軽量でも動画編集が快適なモデルまでご紹介!

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