イラスト・マンガを描くためのノートパソコンの選び方【2018年6月 春更新版】

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パソコンでイラストやマンガを描く方は、アドビのフォトショップ、イラストレーター、あとはPainterや、CLIP STUDIO PAINT PROといったソフトを使う人もいますね。

今は、マンガを描く人だと、CLIP STUDIO PAINT EXを使っている人が多そうです。

わたしもフォトショップやイラストレーターでイラストを描いたりするので、ここでは、フォトショップやイラストレーターでイラストを描くことを想定して、ノートパソコンの選び方について解説してまいります。

イラストを描くなら、どれくらいの性能のノートパソコンを買えばいいのか?

ノートパソコンでイラストや絵を描くのでしたら、

  • CPU:Core i5以上
  • メモリ:8GB以上

くらいのスペックのあるノートパソコンをおすすめします。

これくらいのスペックがあれば、フォトショップやイラストレーターも、よほど重い処理をしないのでもない限り、快適に使えます。

自分がこのスペックのノートパソコンでもフォトショップやイラストレーターを使っているので間違いないです(笑)

ちなみに「よほど重い処理」とは、例えば

・フォトショップで言えば、極端に画像解像度が大きい画像にフィルタをかける

・イラストレーターで言えば、やたらパス数が多いオブジェクトにフィルタをかける

などです。

逆に、お金をケチってCPUがCeleronのノートPCを買うのはおすすめしません。

Celeronではフォトショップやイラストレーターを動かすのは動作が重くてストレスになりますよ。

また、メモリの容量も動作スピードにかなり影響しますので、メモリも8GB以上はあった方が絶対にいいですよ。

もちろん、予算に余裕があるのでしたら、16ギガくらい搭載させた方がもっと快適になります。

PhotoshopやIllustratorでイラストを描くなら、画面サイズは15インチ以上は欲しい

PhotoshopやIllustratorは、画面の左右に小さなウィンドウを表示させて作業することが多いです。

15.6インチのノートパソコンでフォトショップを起動させた画面
↑15.6インチのノートパソコンでフォトショップを起動させた画面

そう考えると画面サイズは大きい方がいいですね。15インチ以上のサイズがあった方が作業しやすいでしょう。

ちなみに、今は17インチ以上のノートPCも販売されています。

ただし、画面サイズが大きい方が作業はしやすいですが、大きいほど重くて持ち運びには不便になる、というデメリットもあります。

実際に15.6インチのノートパソコンをよく持ち運びしているわたしからすると・・・

  • 基本的に家で使うので、持ち運ぶことはほとんどない
    17インチ以上のノートパソコンがおすすめ
  • 外に持ち運ぶこともわりとありそう
    15.6インチまでのノートパソコンがおすすめ

といったころです。

17インチは、画面が大きいので作業はしやすいですが、デカくて重いので、持ち運ぶのは大変です(運ぶときは車で運ぶならOKですが)。

外へ持ち出すのに限界のサイズは、15.6インチが限度だと個人的には思いますね。

ただ、長時間カバンに入れて持ち運ぶとなると、15.6インチもちょっと重いですけどね。17インチほどじゃないですが。

15.6インチのノートパソコンを運ぶなら、リュック型のPCバッグを使えば、それほど重く感じないのでおすすめです。

ビジネスバッグのような、片手で持つPCバッグは、片腕にパソコンの重みがズッシリときますのでおすすめしません(笑)

イラスト処理に向いているパソコンはグラフィックボード搭載のパソコン

あともう1点、イラストやマンガを描くためのパソコンを買うときに、あともう1点おさえていただきたいポイントがあります。

それは何なのか?

というと、グラフィックボードを積んだパソコンを選びましょうということです。

なぜかというと、グラフィックボードにはGPUというグラフィック(画像や動画)を専門に処理するための回路があるからです。
(GPU=Graphics Processing Unit)

GPUは、製品によっては1000個以上というものすごい数のコア(核)を持っていて、それらが分担して画像処理をできるので、処理スピードがすごく早くなるんです。

gpu
↑GPUはすごい数のコアで画像処理を分担。処理スピードを高速化させる

GPUは、

  • パソコンの脳にあたるCPUに内蔵されている場合
  • グラフィックボードというパーツにGPUが内蔵されている場合

があります。

このうち圧倒的におすすめなのは、グラフィックボードに搭載されているGPUです。
グラフィックボード
なぜかというと、CPUとは別にGPUがあるので、画像を処理するときにCPUにかかる負荷を、グラフィックボードのGPUの方でも引き受けることができるからです。

それゆえ、処理速度が高速になります。

ですので、イラストやマンガを描くためにノートパソコンを買うなら、GPU搭載のグラフィックボードを積んだノートパソコンがおすすめです。

▶ イラスト・マンガを描くのにおすすめのノートパソコンはコレ!!【2018年6月 春 更新版】

ではここで、イラスト・マンガを描くのにおすすめのノートパソコンをご紹介します。

今、おすすめなのは、マウスコンピューター「m-Book イラスト制作向けノートパソコン限定モデル」iconです。
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マウスコンピューター「m-Book イラスト制作向けノートパソコン限定モデル」icon

■イラスト制作向けノートパソコン限定モデル「m-Book K シリーズ スタンダードモデル」のスペック

価格 104,800円 (税別)~(2018年6月20日現在の価格)
液晶 15.6型 フルHDノングレア液晶(1920×1080)
CPU インテル Core i7-8750H プロセッサー
グラフィックボード NVIDIA GeForce MX150(2GB)
メモリ 8GB
ストレージ 「256GB SSD(M.2規格)」+「1TB ハードディスク」

この表のスペックのよりも、さらにメモリ・SSD・HDDが増量された「ハイエンドモデル」もあります。

画質もフルHDですし、CPUも最新第8世代のCore i7で、イラストの処理や動画処理にも十分な性能です。
そして、グラフィックボードには、NVIDIA社のGeForce MX150という画像や動画を処理するのに適したグラフィックボードを積んでいるので、快適に使えます。

メイン・ストレージもSSDですから、Windowsやアプリケーションの起動も高速です。

グラフィックス系のソフトは、起動が重いものが多いですが、それでもSSDだとあまり気にならないです。

SSDに加えて、1TB ハードディスクも搭載したデュアルストレージ・モデルなので、大容量のデータを保存することもできます。

ストレージがHDD(ハードディスクドライブ)しか積んでないノートパソコンも、いまだに販売されていますが、現在は主流がSSDに移行してきています。

今から買うのでしたら、メインストレージがHDDのパソコンはおすすめしません。SSD搭載のパソコンを買いましょう!

HDDのパソコンを使っていて、SSD搭載のパソコンに乗り換えると、体感で分かるくらい動作が早くなりますから(笑)
 

※ちなみに、このイラスト制作向け限定モデルは、イラストを描くのに向いたスペックに最初からカスタマイズしたモデルを、マウスコンピューターさんにお願いして特別にご用意いただいたものです。

ですので、マウスコンピューターさんのトップページからはアクセスできない限定ページです。
 

このパソコン、「値段が高い」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この性能でこの価格は、むしろ安いくらいです。

たしかに、これよりも値段が安いパソコンはたくさんありますが、価格が安いと、性能も低いのが普通です。

中途半端なものを買うのでしたら、これくらいの性能のノートパソコンを買った方が、満足感も高く、長く使えますよ。

マウスコンピューター「m-Book イラスト制作向けノートパソコン限定モデル」を公式サイトで見てみるicon
 

もっと安いノートパソコンがいいなら

上でご紹介しているノートパソコンは、コスパは高いのですが、そうは言っても「もっと安いノートパソコンがいい」という方もいらっしゃると思います。

もっと安いモデルだと、ドスパラから↓のCLIP STUDIO PAINT推奨パソコンが発売されています。

ドスパラ「raytrek debut! DX-KS (CLIP STUDIO PAINT推奨パソコン) 」

こちらのドスパラ「raytrek debut! DX-KS」は、「CLIP STUDIO PAINT」動作確認済みのノートパソコンです。

  • CPU:Core i3
  • メモリ:8GB
  • 「250GB SSD」+「1TB ハードディスク」のデュアルストレージ

というスペックです。

専用グラフィックボードを搭載していないので、3D作成や動画編集もしたい場合には向きませんが、二次元イラストを描く分には十分なスペックです。

ただ、液晶の解像度がHD画質(1366×768)で高くないのが残念なところです。

イラストを描くとなると、フルHD以上の解像度はあった方がよいので、もうちょっと予算を足せるのであれば、上記のマウスコンピューターのモデルの方がよいと思います。

価格 85,980円 (税別)~(2018年6月20日現在の価格)
液晶 15.6型 HD画質(解像度1,366×768)、ノングレア(非光沢液晶)
CPU インテル Core i3-7100U プロセッサー
グラフィックス インテル HDグラフィックス620(CPU内蔵)
メモリ 8GB
ストレージ 「250GB SSD」+「1TB ハードディスク」

ドスパラ「raytrek debut! DX-KS (CLIP STUDIO PAINT推奨パソコン) 」を公式サイトで見てみる

 

パソコンでイラストを描くならMacの方がいいの?

ちなみにイラストを描くとなるとMacという選択肢もありますが、それなりの性能のMacを買おうとすると、やけに値段が高くなってしまうのがネックですね^^;

慣れてしまえば、別にウィンドウズでも何ら問題は感じませんので、どうしてもMacじゃなければ嫌とかでなければ、Windowsパソコンで何ら問題ないです。

プロのイラストレーターはMacを使っている人も多いですが、Windowsを使っているプロもいます(参考:漫画家・イラストレーター採用パソコン)。

 

液晶画面に直接ペンで絵を描きたいなら

え?

「どうせだったら、画面に直接ペンで絵を描きたい」

ですって?

そんな人におすすめなのは、「液晶タブレット(液タブ)」ですね。

液晶タブレットをパソコンにつないで、液晶画面にそのまま付属のペンで絵を描くことができます。
(※ノートパソコンの画面に描くわけではなく、液晶タブレットの画面に描きます)

液晶タブレットには、当然解像度があります。フルHD以上の画質のものを選ぶのがおすすめです。

値段は高めですが、ワコムの液晶タブレットは定番として知られています。

ワコム 液晶ペンタブレット 13.3フルHD液晶 Cintiq 13HD
ワコム 液晶ペンタブレット 13.3フルHD液晶 Cintiq 13HD DTK-1301/K0
ワコムの液タブは、液晶自体はいいものなのですが、価格が高めなのと、ソフトの不具合によって、アマゾン評価は荒れぎみです(汗)

他には、中国のメーカーのHUION(フイオン)から、ワコムよりも安い液晶タブレットが出ています。

HUION GT-220V2液晶ペンタブレット 8192レベル筆圧感知 フルHD 液タブ (ブラック)
HUION GT-220V2液晶ペンタブレット 8192レベル筆圧感知 フルHD 液タブ (ブラック)
最近は、HUION製の液タブも評価が高いですし、ワコムよりも安いので、HUION製を選んでもいいかと思います。

↑のモデルは、21.5インチなので、広々とデジ絵を描くことができます。
 

フルHD画質で、もっと買いやすい価格の液タブだと、画面サイズは小さくなってしまいますが、↓のモデルがおすすめです。

GAOMON 15.6インチIPS液晶ペンタブ 10個ショートカットキー 8192レベル充電ペンとスタンド付き液タブPD1560
GAOMON 15.6インチIPS液晶ペンタブ 10個ショートカットキー 8192レベル充電ペンとスタンド付き液タブPD1560

ただ、「ノートパソコンを買って、さらに液晶タブレットも買う」となると結構お金がかかりますから、予算的にキビシイという方もいらっしゃると思います。

その場合は、最初は通常のペンタブレットで始めるのでもいいと思います。

かなり安いペンタブがありますから。

【作業領域:4.8×3インチ】HUIONペンタブレット H430P
HUIONペンタブレット H430P 4.8*3インチイラスト入門用、 4096レベル筆圧バッテリーフリーペン OSUゲーム用

【作業領域:10×6.25インチ】HUIONペンタブレット H610PRO
HUION H610PRO ペンタブレット 10x6.25インチ 8192レベル筆圧感知ペンタブ

↑サイズ違いがあるので、デスクの作業スペースに合わせて選びましょう。スペース的に問題がないなら、【作業領域:10×6.25インチ】の方がおすすめです。

CLIP STUDIO PAINTは、5,000円なので、ペンタブと合わせても1万円~1万5千円くらいで収まります。

余裕ができたら液タブを購入すればいいと思います。

パソコンの液晶に直接描けるモデルはないの?

パソコンの液晶画面に直接描けるモデルも、あると言えばあります。例えば、以下のモデルです。

HP Spectre(スペクトル)x2icon
icon
icon

これはこれでよいノートパソコンですし、ある程度イラストも描けるとは思います。

ただ、本格的にデジタル・イラストを描くなら

  • 「スペックが高めのノートパソコン」+「液タブ」

の組み合わせがおすすめです。

スペックの高いノートパソコンなら、処理が早くて快適ですし、イラスト以外のクリエイティブな用途に使えます。

そして、液タブは画面サイズが大きいものがたくさんあります。画面が大きい方が、イラストを快適に描けます。

液タブだと、下の画像のように「ペン先(ぺんさき)」がたくさん付いてきて、好みのペン先を選んで描けるモデルも多いので、そこもメリットです。

ペンタブのペン先

タッチパネル対応ノートパソコンのデメリット

タッチパネル対応のノートパソコンでイラストを描くデメリットについて考えてみます。

タッチパネル対応のノートパソコンは、現状、サイズが小さいノートパソコン(モバイルサイズ)であることがほとんどです。

つまり、タッチパネル対応のノートパソコンは、画面が小さいのです。

やっぱりイラストを描くときは、画面が大きい方が描きやすいです。
 

また、画面にペンで書くことができるといっても、イラストを描くことを想定していないノートパソコンもあります。

そういったモデルの場合、画面にペンでイラストを描こうとしても、ペン先で触れたところと画面上に描かれる場所で、微妙にズレを感じることがあります。

ペン先で触れたところと微妙にズレるのはイヤ

ペン先で触れたところと、微妙なズレを感じるとストレスになります。これが一番イヤなところで、危険なポイントです。
 

とういわけで、無難にいく意味でも、液タブ使用が一番おすすめです。

何しろ、液タブはデジタルイラストを描くために特化している製品ですし、プロも使っているわけですからね。
 

というわけで、「イラスト制作向けノートパソコン」iconと、「液タブ」の組み合わせが私のおすすめです。
 

ちなみに、Photoshopって画面にタッチした強弱を活かした絵が描けるのか?

Windows8が発売されてから、タッチパネル搭載のノートパソコンも販売されるようになりました。

そこで気になるのが、

「Photoshopで、タッチパネルにタッチした強弱をいかして絵を描くことができるのか?」

ということです。

アドビのホームページを見ると、Photoshop CS6/CC(クリエイティブクラウド)では、タッチパネルにタッチしても、マウスと同様の動きになってしまうそうです。

Photoshop は、タッチスクリーンを備えたコンピューターで Photoshop のインターフェース全体で単一のタッチをサポートしています。タッチはマウスからの入力のように扱われるので、筆圧は利用できません。

Photoshop CC および CS6 でのタッチスクリーンのサポート より

つまり、タッチパネルに触った圧力で描くような描き方はできないそうです。

(もしかしたら、今後、なんらかの形で対応される可能性もあるかもしれませんが。)

現時点では、ワコムのペンタブレットか、液晶タブレットを使うのがオススメです。

というわけで、イラストを描くためのノートパソコンの選び方でした。

趣味で絵を書いている人はもとより、イラストレーターを目指している方や、美大の大学生の方、デザイン系の専門学校を目指している方などに、参考にしていただければと思います。

ノートパソコンでも素晴らしいイラストを描くことはできますので、ぜひ素晴らしい作品を生み出してください。

ちなみに:パソコンでイラストを描く時に役立つおまけ知識

ちなみに、これからフォトショップやイラストレーターを覚えようという方は、タブレットを使うときに、キーボード操作でのショートカット・キーを覚えると便利に使えるようになりますよ。

ショートカットキーというのは、例えばよくあるのは[Ctrl]+[C]でコピーとか、[Ctrl]+[A]とか、そういうやつですね。

それぞれのアプリケーションに、独自のショートカットキーがあるので、それらを体に染みこむまで覚えてしまうと、作業スピードがかなりアップします。

というのは、片手にペンタブを持っていると、ノートパソコンのキーボードを両手で操作できませんから、両手でキーボードを打つ状態と比べると、ちょっと勝手が違うわけです。

そんなときに、フォトショップやイラストレーターのよく使うショートカット・キーを覚えておくと、作業効率が上がりますよ。

もちろんフォトショップ以外にも、CLIP STUDIO PAINTなどのソフトにもそれぞれショートカット・キーがありますので、活用すれば作業効率が上がります。

ポイントとしては、Windowsキーボードの場合、左手の小指をコントロールキー(Ctrl)を押す役割を持たせてショートカットキーを使うと、やりやすいことが多いです(右手でペンタブを持つ人の場合)。

コントロールキーに置いた小指を軸にして、ショートカットキーを操作するイメージです。
 

ただ、ショートカットによっては、片手では操作が厳しい場合もあります。

例えば、印刷する操作の[Ctrl]+[P]などは、左手だけではかなりのストレッチが必要になるので無理があります。

そういった場合は、両手を使うか、ペンタブをマウス代わりにしてメニューバーの印刷のところを押す、などの操作をする必要がでてきます。

というわけで、ノートパソコンを購入してイラストを描く際は、ぜひショートカットキーも活用してみてください。

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